お知らせ

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東京教区ニュース第335号

2016年08月08日

司祭叙階の喜びを分かち合ったミサ

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6月27日、聖ペトロ・聖パウロ使徒を祝う聖職者の集いが、東京カテドラルにおいて行われた。東京教区で働く司祭で、今年、司祭叙階25年(銀祝)、50年(金祝)、60年(ダイヤモンド祝)を迎える司祭たちと司祭団が祭壇を囲み、岡田武夫大司教主司式のミサがささげられた。(今年、司祭叙階の記念を迎えた司祭のリストは別掲)  同じミサの中で、聖ペトロの名を洗礼名に持つ、岡田大司教に教区司祭を代表して、西川哲彌神父からお祝いの言葉が述べられた。

司祭叙階60年(ダイヤモンド祝) 

東京教区 

川原 謙三 神父      藤岡 和滋 神父

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  左:     藤岡 和滋 神父   右: 川原 謙三 神父   

イエズス会 

土田 将雄 神父
カール・ハインツ・ワルケンホルスト 神父

カプチン・フランシスコ修道会 

ペトロ・ボン・エッセン 神父

サレジオ修道会 

バウティスタ・マッサ 神父

ドミニコ会 

アーサー・ボリュー 神父

フランシスコ会 

マーチン・マリー 神父

ミラノ外国宣教会 

ジュゼッペ・カッザニーガ 神父

司祭叙階50年(金祝) 

東京教区 

深水 正勝 神父    田中 康晴 神父

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  左: 田中 康晴 神父       右:深水 正勝 神父    
イエズス会 

越前 喜六 神父  安芸 瑛一 神父    ヘネロソ・フローレス 神父   
田渕 文男 神父  エドワルド・ペレス・ヴァレラ 神父    ジャイメ・コエリョ 神父

コンベンツアル聖フランシスコ修道会 

藤澤 幾義 神父

サレジオ修道会 

尻枝 毅 神父

メリノール宣教会 

リージス・ギング 神父  

司祭叙階25年(銀祝) 

イエズス会 

柳田 敏洋 神父

淳心会 

マタタ・ムケンゲシャイ 神父

レデンプトール会 

盛 克志 神父

平和旬間2016《8月6日(土)〜15日(月)》 
平和を実現する人々は幸い─フクシマ・オキナワ─

委員会企画

講演会「呆れ果てても諦めない  ─福島は沖縄から学ぼう─」

神田香織さん(講談師)
8月6日(土)14:00~ (開場13:00)
麹町教会 ヨセフホール ・手話通訳あり 
教会内の駐車不可
神田香織さんプロフィール:福島県いわき市出身。1980年2代目神田山陽門下となる。1989年真打に昇進。ジャズ講談や一人芝居の要素を取り入れた独自の講談を次々発表。

平和巡礼ウォーク(各出発地からカテドラルまで) 

8月6日(土) 麹町教会 15:40発
                       豊島教会 15:40発
                       本郷教会 16:30発
                       目白駅前 16:45発

平和祈願ミサ─戦争の犠牲になった すべての方々の追悼─

8月6日(土)18:00
東京カテドラル聖マリア大聖堂 
司式:岡田武夫大司教

平和のための祈り 2016

平和の源である神よ、
どうかわたしたちに「平和を実現する人々」となる恵みをお与えください。
今年は特に、「フクシマ・オキナワ」の問題を学びます。

わたしたちが、この問題をよく理解し、その解決のために力を合わせ、
知恵と勇気をもって共に働くことができますよう、聖霊を豊かに注いでください。

「この大地が、主を知る知識で満たされ、すべての被造物が滅びへの隷属から解放され、
国が国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない」という日の到来を、
わたしたちは心から待ち望んでいます。

わたしたちの主、キリストによって、
アーメン。

和田神父の講演会(八王子教会)7月9日 
いつくしみの特別聖年講演会

聖書が伝える神の姿に近づく

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旧約聖書に恩恵定型句と呼ばれ、神とはいかなるお方であるかを要約している特別な箇所がある(ヨエル2:13、ヨナ4:2、詩編86:15、詩編103:8、詩編145:8、ネヘミヤ9:17)。恩恵定型句の出所は、出エジプト記34章6節で、その解説から講演は始まった。
「主、主、情けに厚く、憐れみ深く、怒るに遅く、慈しみと真に豊かな神」(和田神父私訳)
①「情けに厚く」→ 日本語の「親の情け」の響きを活かしたい意図を込めてみた。親子の親密な関わりを生きる神。イエスが教えた放とう息子のたとえ(ルカ15:11─32)参照。
②「憐れみ深く」→ 人間には憐れんでいただく資格はないのだが、そんな人間に憐れみを注ごうとされるのが神の姿でもある。ヘブライ語「ヘン」は恩寵、寵愛を意味する言葉で、その形容詞。
③「怒るに遅く」→ 忍耐強い神。その意味は、ヨナ書4章参照。
④「慈しみ」→ 相手の利益だけを求める神。親切、善意(ヘブライ語では「ヘセド」)を表すそのものに誠実さの意味が加わる。
⑤「真」→ 裏切ることのない忠実を貫く神。ヘブライ語では「エメト」  
恩恵定型句は、この4つないし、5つの要素が揃って、成り立っている。ともすると、旧約の神は裁きの神、新約の神はあわれみの神という単純な誤解があるが、旧約聖書も、その全体を通して、あわれみの神、いつくしみの神を教えており、それをイエスも教えられた。ルカ福音書はそのことを特に強調している。  
出エジプト記の34章は、シナイ契約の文脈の中で、位置づけられる。それは、出エジプト記、第19章のイスラエルのシナイ山に到着から始まる。シナイ契約に関わる記述には、祭儀規定や契約法典などが挿入され、非常に複雑で、わかりにくくなっている(当日は、テキストを整理したものが資料として配付された)。シナイ山頂に現れた主なる神は、モーセを通して、イスラエルの民と契約を結ぶことを提案する。  
契約には三つの要素がある。①先行する神の恵みの働き(ここではエジプトでの苦役からの解放)②恵みに対する民の応答(ここでは十戒を受諾すること。参照:出エジプト20:1─17③それに忠実なら祝福が約束され、不忠実なら呪いがある。  
イスラエルの民は、十戒を守ることを承諾し、神と契約を結ぶ(その儀式が出エジプト24:3─8)。その後、モーセが十戒の刻まれた石の板を受け取るため、シナイ山に登る(出エジプト24:12─18)。モーセが不在の間に、山のふもとで、イスラエルは金の子牛を作ってこれを礼拝した(出エジプト31:18・32:1─6)。こうして早くも民は、十戒の第1戒を破った。ここに民の根源的な罪深さがある。金の子牛の像の作製に、モーセは関わっていない。つまりモーセはイスラエルの民の罪に加担していないということである。ゆえにモーセは、民の罪をきびしく責める一方、民に代わって神にゆるしを願うことができる。このモーセのつとめが、イエスに引き継がれ、イエスの十字架によって、すべての人が神の救いにあずかるという、壮大な神の救済計画の実現へとつながっていくのである。  
聖書には、独特の表現方法があり、複雑な編集の末の痕跡が立ちふさがっている。そこに思いこみや偏見も加わると、ますます聖書の難しさに直面してしまう。聖書が伝える神は、あわれみの神であり、いつくしみの神である。いつくしみの特別聖年にあたり、聖書が伝える神の姿に、少しでも近づいて、信仰の成長を求めよう。

CTVCカトリック東京ボランティアセンターNo.46

赤ちょうちん宮代

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5月14日の夜、福島市にある宮代仮設住宅の集会所には、居酒屋風の赤ちょうちんの下、賑やかな笑い声が響いていました。  
日頃、仕事のため日中のイベントには来られない男性にも参加してもらいたいと、松木町教会「愛の支援グループ」の皆さんが入居者の方々と話し合って企画されたイベント「赤ちょうちん宮代」が開催されました。月に一度実施していた「楽しい昼食会」に代わって、夜の「赤ちょうちん宮代」が始まりました。  
夏祭りで使う赤ちょうちんを集会所内に灯し、入り口にはのれん、玄関には「赤ちょうちん 宮代」の大提灯が揺れています。お料理も居酒屋風に野菜をふんだんにつかった栄養満点なお惣菜がテーブルいっぱいに。根菜の煮物にお浸し、サラダ、冷ややっこ、〆は焼きおにぎりとお味噌汁というフルコースです。飲み物コーナーには、ビールや日本酒、ジュースにその場で挽いていれる本格的コーヒーまで、バリエーション豊かな飲み物が並びます。 当日は、普段昼間のイベントに参加されている方々に加え、私たちの予想を上回る10名を超す男性が参加してくださいました。普段なかなかイベントに参加されない方も多く、居酒屋の雰囲気の中、ほろ酔い気分でお話もはずみ、楽しい時間を過ごすことができました。  
また、食後にはギターや三味線の生演奏に合わせて、懐かしの昭和の歌曲や民謡などをみんなで歌い、とにかく笑い声の絶えない楽しい2時間でした。
「本当に楽しい時間だった。ありがとう!」と帰り際に普段来られなかった男性が声をかけてくれました。第2回目も6月に実施しましたが、やはり10名ほどの男性が参加してくださいました。今までなかなか参加できなかった方々にも寄り添い、少しでも元気になっていただこうと願い、行動する「愛の支援グループ」の心意気がこうした活動の原動力となっています。

司祭のためのいつくしみの特別聖年 2
教皇フランシスコの霊的講話

6月1日から3日にかけて、ローマで「司祭のためのいつくしみの特別聖年」が開催され、東京教区から田中昇神父が参加した。(先月号に報告記事が掲載された)  今号では、2日に行われた教皇の司祭に向けた3回の霊的講話についての寄稿記事を掲載する。

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各講話の要点は、
①いつくしみ深くあるということの意味
②神から与えられた尊厳を生きること
③現実の社会で司祭職を生きることの課題  
以上の3つにまとめられると思います。  
まず①については、時と場合によってだけ司祭はいつくしみをもって行動するというのではなく、「イエスのようにいつくしみそのものを生きることが司祭には特に求められている」と語られたうえで、教皇様は次のように司祭達の在り方を諭されました。「是非よい司祭であってください。……神のいつくしみの道具として生きる司祭が必要とされているのであって、官僚的・事務的な生き方しかしない、人々の叫びに耳を傾けないで自分のやり方、考え方の中に閉じこもる司祭であってはなりません。……司祭の働きとは自分のつまらない考えで人を変えようとするのではなく、人々が神の愛によって変えられていくよう招くものであるはずです」そして、「司祭はそもそもキリストとの一致を生きる者である」という基本を示されたうえで、放蕩息子が父の家の幸いな「記憶」を持っていたように、司祭個人がまず父から愛されている自覚がその基礎にあるがゆえに、自身の受けた愛を、それを必要とする他者にも分かち合えることになると語られ、自分たちの養成の根本的な部分を顧みるように促されました。  
次に②については、神から与えられた大いなる尊厳を生きられるようになることと、自分自身がいかに罪深い者であるか、弱く至らぬ者・愚かな者として生きていたかを真に痛感し認識できることとは同時的であるとの大前提を示されたうえで、それは単なる反省ではなく、神の愛に照らされて自身を見つめた時、罪深く弱い自分がどのようなものとして神から生きるように招かれているかが見え、深い回心に至ると教えられました。そして、使徒達をはじめ、過去の偉大な聖人たちも皆そうであったように我々もその後に、すなわち回心の道=召命の道に続くようにと促されました。 kn335-32 
最後に③について、現実の社会の中にあって基本的な司祭の務め、すなわち人々の喜びを自身の喜びとする謙遜かつ単純素朴な性格の司祭の働きを大切にするように教えられ、多くの司祭が日々よく祈り、特に聖櫃の前で祈ることを忘れぬように、そして人々の声を聴き、彼らの魂の善益となる働きができるキリストの香りの漂うよき司祭であるようにと諭されました。  
教皇様は、最後の講話の終わりに山岳地方で司牧するあるイタリア人の主任司祭から送られた手紙を紹介され、日々、地道に求道者や子供たちを教え、貧しい人や病気や老齢から苦しみの生きる人々と苦楽を共にし、彼らの為に働いている素朴な一司祭の様子を簡潔に紹介され、こうした羊たちの匂いのする素晴らしい司祭が大勢いることを私は知っていますと、現場で働く司祭たちを称賛し励まされました。そしてそのように司祭職を生きる情熱を失うことなく、特に祈りのうちに聖母の眼差しの内に守られ続けるように願ってこの日の講話の結びとされました。

カリタスの家だより 連載第85回

「東京カリタスの家」賛助会より

1969年に発足した東京カリタスの家は、2012年4月に財団法人から公益財団法人に移行いたしました。法人の共通理念は以下の通りです。  
私たちは、キリスト教精神に基づいて、地域社会の家族福祉が充足することを目的とした活動をします。健康で幸せな人生には身体的、精神的、社会的及び霊的な健全さが求められます。私たちは、生き辛さ、苦しみを負っている方々の困難や苦しみを共に担い寄り添うことを目指し、その方が本来持っている生きる力を回復し、自分らしく生きることができるように共に歩みます。  
現在事業は、補助事業(公的資金による事業)が2つ、寄附金による事業が2つあります。賛助会にお寄せ頂く貴重な寄附金は上記の法人理念を全うするためには欠かせないものです。行政の支援につながらない相談者の生活は、困難が幾重にも重なりその支援は多岐にわたります。寄附金を必要とする多くの社会的ニーズの中で、カリタスを選んでご支援をくださる多くの皆様に心からの感謝をささげます。賛助会は寄附金の受け取りほかに、チャリティーコンサートやカリタスバザーの開催、各教会のバザーへの参加などの活動も行っています。是非、私たちを見かけましたらお立ち寄りください。  
今年度は、宗教法人けがれなき聖母の騎士フランシスコ修道女会より、南荻窪の東京修道院を譲りうけ、新しい事業を開始するワーキンググループが発足し、事業拡大が計画されました。ますます、賛助会の役割は大きくなります。ご寄附のための振込用紙を希望の方は、どうぞ東京カリタスの家にお電話ください。


カリタスバザーのご案内

日 時:11月13日(日)10:00~14:00
場 所:東京カテドラル構内
献品のお願い:雑貨、衣類(新品のみ)靴、カバン、食器、日用品、アクセサリーなど
多くの皆様のご来場をお待ちしています。


チャリティーコンサート 「ドイツと結ぶ歌のかけはし」

ドイツ各地から集まった女性合唱団に加え、日本の合唱団の賛助出演が決定。100人の歌のかけはしが実現しました。どうぞご期待ください。
日 時:10月14日(金)18:00開場  18:30開演
場 所:カトリック神田教会
チケット代:3000円(全席自由)
出 演:プロジェクトコール・ジャパン(ドイツの女性合唱団)、アカデミカコール、ボイシーズ・イリス
チケット購入希望の方は東京カリタスの家(Tel:03-3943-1726)までお問い合わせください。

CTICカトリック東京国際センター通信 第202号
いつくしみの特別聖年巡礼

いつくしみの特別聖年にあたり、教皇様は、皆が愛といつくしみによって神に心を向け、日常生活においていつくしみを実践するように望んでおられます。また、巡礼、特に各教区で指定された教会を巡り、神のいつくしみに触れるようにと勧められました。

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6月11日にCTIC企画の特別聖年の巡礼が行われ、40人余りの参加者が東京教区指定の6教会を巡りました。参加者の多数を占める日本人の他、フィリピン人、ペルー人、コロンビア人、韓国人、スペイン人の参加もありました。私たちは、体の糧としてお弁当と飲み物、霊的な糧として祈る心と祈りの本、ロザリオを携えて巡礼に出発しました。この巡礼の1日は西千葉教会(被昇天の聖マリア)から始まりました。高木健次師による簡単なオリエンテーションの後、希望者はゆるしの秘跡に与り、続いてホアン・マシア師の司式、高木師とエドウィン・コロス師の共同司式でミサが行われました。このミサは病気の人、孤独な人、高齢者、貧しい人、家のない人のためという意向で捧げられました。  
その後一行は、八王子教会(諸聖人)、築地教会(聖ヨセフ)、神田教会(聖フランシスコ・ザビエル)、関口教会(無原罪の聖マリア)、麹町教会(聖イグナチオ・デ・ロヨラ)の各指定教会を巡りました。バスの中ではエドウィン師が英語で講話を行い、高木師が日本語に通訳しました。そして参加者が質問したり感想を分かち合ったりしました。またロザリオの祈りもバスの中で唱えられました。それぞれの教会では、十字架の道行きの祈りを行い、短い時間でしたが各自で祈り、黙想しました。そしてもちろん記念撮影もそれぞれの場所で行いました。  
祈り、歌、信仰の分かち合いなどは皆にとって、豊かな文化交流の体験でもあり、多くの恵みに満たされた1日となりました。私たちは、迎え入れ、ゆるして下さる御父の御顔のうちに互いに出会うことが出来たと思います。教皇様の言われたように、私たちが御父のようにあわれみといつくしみ深い者となり、他の人にとっての祝福であり続けることが出来ますように。

*今回の巡礼は私たちの予想以上の反響を頂きました。満席のため参加をお断りしなければならなかった皆様にこの場を借りてお詫びいたします。また、色々なご配慮をしてくださいました各指定教会の皆様にお礼申し上げます。
ハピタナ マリアテレサ

教区8月まんが

教区司祭紹介 第64回

飛んで火にいる夏の虫とはこのことか… こうして私は神父になりました。

ヨハネ・マリア・ビアンネ 浦野 雄 神父1960年3月5日生まれ 
1996年3月3日司祭叙階

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ご出身は?

浦野 東京都墨田区横川です。両親、兄、私の4人家族です。今は、東京スカイツリーの足元になりました。

子どもの頃の思い出は?

浦野 都営団地に住んでいて、団地の中央には広場があり、そこで野球をしている光景を思い起こします。私は右利きですが、バットを左打ちのグリップで握っていて、誰かに「おかしいよ」と指摘され、自分では何がおかしいのかわからない場面がなぜか思い浮かびます。

信仰との出会いは?

浦野 同じ棟に、信徒の年配のご夫婦が住んでいました。母親は、その方との出会いがきっかけだったのではないでしょうか。私が生まれた時には、母は洗礼を受けていました。きっと子どもを育てるにあたって、拠り所を求めたのかもしれません。  
家から歩いて15分ほどの所に本所教会があり、私も生まれてひと月ほどで、洗礼を受けました。その時に、ひとつのエピソードを母から聞いたことがあります。母が、当時の主任司祭、下山正義神父に出産の報告をしたら、下山神父は「男の子か。おめでとう。それじゃ神父の資格だけはあるわけだな」と言われたそうです。

今、司祭という立場で、そのような発言は、いかがですか?

浦野 口が裂けても言えませんね(苦笑)。でも下山神父は、司祭職へのゆるぎない確信を持っていました。洗礼を受けて、それほど時間の経っていない母と召命への強い確信を持つ司祭の発言は、私の洗礼名にも及んでいますよね。ちなみに私の兄の洗礼名も「フィリポ・ネリ」という司祭の聖人です。洗脳恐るべしと言っては言いすぎでしょうか。

それでは初めから召命の道を?

浦野 そんなことはありませんでしたが、教会が何よりも優先されるということはありました。  
今になって思うことですが、面白い時代の中で、教会生活を送ってきました。小学校2年生くらいから、祭壇奉仕(侍者)を始めましたが、当時はまだ、ラテン語のミサでした。司祭と侍者のラテン語のやり取りなども、かすかな記憶があります。大学生の頃は、1981年2月に、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世の訪日が決まったり、その前年だったと思いますが、全国の青年の大会が長崎で開催されたりということで、教会に活気がありました。その中で、近隣教会の青年が出会い、一緒に準備したり、錬成会なども盛んでした。青年の活動では、東京教区の司祭たちとの出会いにも恵まれました。そんな背景も司祭職への準備としてあったのだろうと、しみじみ思います。

具体的な司祭職への歩みは?

浦野 大学卒業後、ビル管理会社に就職しました。最初は、現場の責任者で、新宿の高層ビルが職場でした。そのビル管理会社には、大学時代のアルバイトの延長みたいな形で就職しました。3年ほど過ぎた頃、これは一生をかける仕事ではないなと感じ始めました。5年ほどが過ぎて、会社を辞めました。下山神父にそのことを報告しました。下山神父は「次に行く所は決まっているのか」と私に問い、「具体的には決まっていません」と無防備に答えていました。下山神父にすれば、飛んで火にいる夏の虫といったところでしょうか。早速、下山作戦は実行に移されました。「それじゃ、少し教会の仕事を手伝ってくれないか」と。  
私は教会に通い始めました。初めのうちは、倉庫の整理や掃除などをしていましたが、早晩、仕事はなくなり、私も卒園した教会付属の幼稚園の子どもたちと遊び始めることになります。もともと仕事があったわけではないのですから当然です。子どもたちと遊ぶのは楽しかったです。気がつくと2年近く過ぎていました。下山神父に「神学校に行こうと思うのですが」と切り出しました。下山神父は「俺もそれがいいと思う」とだけ答えました。  私の中では、自分で決断したというよりは、そこに追い込まれてしまい、他の選択肢がなくなってしまったという思いがどこかにあります。ちょっと自分でもずるいなと思うのですが。いつかしっかりと向き合わなければならない課題だと思っています。

そこから神学校なのですね?

浦野 30歳の時でした。これも時代の巡り会わせが絡んでいます。私が神学校を受験した年から、神学生養成の新しい制度がスタートしました。栃木県那須での初年度養成施設「ガリラヤの家」です。それまでは、神学生になるということは、上智大学神学部に通うというシステムでした。しかし1990年から、上智大学神学部に通わずに、神学生の一年目は「ガリラヤの家」で同級生が養成者と共同生活するという画期的な試みでした。

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「ガリラヤの家」の生活は、どんなものだったのですか?

浦野 一期生は11名でした。「ガリラヤの家」は、ベタニア修道女会の社会福祉法人慈生会の運営する知的障がい者施設「光星学園」の一角に設けられました。  
ミサ、教会の祈り(時課の典礼)を中心に、午前中は、聖書全体の通読、教会公文書や教会の教えの学び、午後は知的障がい者と一緒に作業することなどが日課でした。  
一つ屋根の下で、男だけの13人の生活はちょっと異常ですが、私は楽しかったですね。那須の自然の移り変わり、知的障がい者との関わり、同級生たちの豊かな個性、養成者の霊性など、20年以上経っても新鮮な思い出として残っています。

今までの歩みを振り返って、今、感じることは?

浦野 多少、不便な時代、便利すぎるような時代の両方を生きてきたように思います。現代の変化のスピードに、人間は果たして付いてゆくことができるのだろうか、心配です。変化の陰で忘れ去られたり、見過ごされてしまうものを示し続けていくのが、これからの教会の使命になっていくでしょう。そのためにキリスト者の多様性が組み合わされることを夢見ています。

VIVID

ミサ・祈りの集い・黙想会

■半日黙想会(指導:岡田武夫大司教)

10/1(土)14:00~17:30 
本郷教会で
内容:講話・黙想・ロザリオの祈り
持ち物:「カトリック教会のカテキズム要約」「聖書」ロザリオ 
費用:無料

■「沈黙のうちに神を求めて─観想の祈りへの道」 講演と祈りの実践

9/22(木)14:00~16:00
麹町教会岐部ホール3階305号室で
11/17(木)14:00~16:00
麹町教会岐部ホール4階404号室で
十字架の聖ヨハネの「霊の讃歌」からの講話後、一緒に沈黙で祈り
指導:九里彰神父(カルメル会管区長)
どなたでも 献金歓迎 
申込不要
問合せ:Tel/042-473-6287 篠原(11:00~20:00)

■第20回 聖霊による刷新関東大会 「御父の栄光のために イエスを証ししよう!」

9/23(金)~9/25(日)
講師:ロバート・カントン氏 幕張国際研修センターで
主催:聖霊による刷新関東地区
問合せ先:カトリック聖霊による刷新事務所
Tel/03-3357-8138    e-mail:ccrj-hsro@sol.dti.ne.jp

■いやしのためのミサ 「おかえりミサ」

9/17(土)15:00~祈り 16:00~ミサ
援助修道会聖堂で(新宿区市谷田町2-22)
司式:晴佐久昌英神父(東京教区)
どなたでも参加可
問合せ:Tel/03-3269-2405(17:00まで)
e-mail:auxijapon@live.jp (件名に「おかえりミサ問合せ」と記入)

■午後の静修<講話・念祷・ミサ>へのおさそい

10/29(土)12:00~16:00 11:00受付
聖パウロ修道会 若葉修道院で(新宿区若葉1-5)
テーマ:あらためていつくしみのイエスに聴き入る
指導:中川博道神父(カルメル修道会) 
どなたでも参加可 先着80名 
要申込 住所・氏名・電話番号・所属教会を記入の上、 FAX又はメールで(返信します)
申込・問合せ:Tel/・Fax/045-402-5131
e-mail:shihennokai@gmail.com(藤井)
実費費用の為に献金をお願い
主催:詩編の会

■初台祈りの集い 聖霊による信仰刷新セミナー

9/29~11/24(11/3祝休み) 毎週木曜日13:00~15:00 
初台教会2階で
対象:受洗者で原則毎週参加できる方
参加費:¥2,000(全8回分)テキスト代¥500 会場費献金(自由) 
申込:会場受付にて
問合せ:井之上 Tel/03-3468-8221
e-mail:hatu_inori@yahoo.co.jp
(初台教会への問合せはご遠慮を)

■カルメル召命黙想会 赦しの恵み

10/8(土)16:00~10/10(月)16:00
カルメル会聖テレジア修道院で(黙想)
対象:召命を考えている、独身の青年男女(40歳まで)
指導:福田正範神父・他カルメル会士
参加費:一般¥10,000 学生¥7,000 定員:20名 
申込:カルメル会聖テレジア修道院(黙想)青年黙想会係
(158-0093世田谷区上野毛2-14-25)住所・氏名・性別・年齢・TEL・所属教会名を明記の上、
ハガキ・Fax・e-mailの何れかで、
10/1(土)まで(必着)
Tel/03-5706-7355 Fax/03-3704-1764
e-mail:mokusou@carmel-monastery.jp

■黙想会のお知らせ

9/17(土) 13:30~16:40(16:00からミサ)
マリアニスト宣教センターで(調布市佐須町5-28-6汚れなきマリア修道会マリアンハウス修道院横)
テーマ:マリアについて
指導:青木勲神父(マリア会)
どなたでも参加可
タイトルを「黙想会」と書いて、氏名、ふりがな、連絡先、所属教会などを明記の上申込
申込:e-mail:jmlcgoodnews2@gmail.com
または Web:http://www.cafemlc.jimdo.com

■「サダナ」黙想会 〜東洋の瞑想とキリスト者の祈り〜

以下共通
指導:植栗神父 
連絡先:若山美知子 Tel/・Fax/03-5918-9870 (不在時:渡辺由子042-325-7554)
詳細:http://sadhana.jp
申込:開催日の8日前まで

◆フォローアップ:

9/11(日)9:30〜17:00
ニコラバレ修道院で(四ツ谷)

◆サダナⅡ:

9/21(水)〜9/25(日)16:00
三位一体宣教女会東京修道院で(東村山市)

◆入門A:

10/16(日)9:30〜17:00
二コラバレ修道院で(四ツ谷)
※フォローアップへの参加:サダナⅠを終えていること

■ベタニア祈りの集い「神のいつくしみ」

9/18(日)17:00 ~9/19(月)16:00
対象:独身女性信徒・求道者(40代まで)
申込:ベタニア修道女会 聖ベルナデッタ第二修道院 
〒165-0022中野区江古田3-15-2
Tel/03-5318-5676 Fax/03-3387-1533
http://www.sistersofbethany.info/

■いやしのためのミサ

10/9 (第2日曜)14:00~
聖心女子大学聖堂で(渋谷区広尾4-3-1)
司式:小平正寿神父(フランシスコ会)  パウロ・ヤノチンスキー神父(ドミニコ会)
ミサ後に個人別の祈りの時間帯有
問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940
小平師:http://fraludo-ofm.at.webry.info/
ミサ詳細:http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html

■「神のうちの真のいのち」祈りの集い・四谷

9/3 10/1(土)14:30~16:30
麹町教会岐部ホール305とザビエル聖堂で
内容:ロザリオその他の祈り、ゆるしの秘跡
ミサ:ハインリヒ・ヨキエル神父(イエズス会)
入場自由 自由献金
問合せ:e-mail:info@tlig.jp  Tel/090-1107-8250 菅原まで

■七十二人の集い(ひきこもり支援) ─さまざまな生きづらさを抱えた人たちと共に─

以下共通
e-mail:info72nin@gmail.com
http://72nin.com/   Tel/03-3929-0847 (イエズス会上石神井修道院)
主催:七十二人の集い
代表:Br.沖下昌寛S.J.(ひきこもり経験者、発達障害当事者)

◆ひきこもり支援の意向のミサ

毎月第2日曜日 
14:00~15:00
麹町教会ザビエル聖堂で 引き続き、
分かち合いの会 イエズス会岐部修道院集会室306号室で

◆第5回カトリックひきこもり支援東京大会

10/10(月・祝)12:15開場 12:45 開会
麹町教会で 
続いて「み言葉を祈る」「ミサ」があり 講演会 
「最後の晩餐の継続としてのミサの意味 ~一人一人の意向を献げる~」
講師:岩島忠彦神父

◆相談室

母の祈り、発達障害夫の妻の会に関して、直接お問い合わせください。

■よびかけ(結婚・独身・修道生活) 「イエスと共に歩む私の道は?」

─神のいつくしみに生かされて─
10/8(土)~10/10(月)(時間は後日連絡)
御聖体の宣教クララ修道会軽井沢修道院で(長野県北佐久郡軽井沢町長倉3446-1)
指導:瀬戸高志神父様(レデンプトール会)
対象:40歳位までの未婚女性信徒
費用:¥7,000(当日支払)
申込:10/1(土)までに Tel又はe-mailで
御聖体の宣教クララ会修道会 〒154-0015世田谷区桜新町1-27-7 Tel/03-3429-4823
e-mail:tategoto@hotmail.co.jp
担当:Sr.小崎 Sr.十三

■第2回東京カ障連(仮称)集会 「神様は障がいを見捨てない」

9/24 (土)13:00~16:30
麹町教会 1階 ヨセフホールで
東京教区内の様々な障害を持つ方々を主体として、 キリスト者として心おきなく語り合う集い
会費:¥300 カンパ歓迎 
当日参加も可能ですが準備の都合上、下記宛申込み(氏名、連絡方法、障がいの有無・内容)をお願いします Tel/・Fax/042-324-3669
e-mail:my-nishida@home.email.ne.jp 西田

■2016 Canossa Youth Day in 九州

10/29(土)10:00~10/30(日)16:00
「福岡黙想の家」で(〒811-4155福岡県宗像市名残(なごり)1056-1) 
http://fmokuso.com/
講師:暮林響神父(神言会)
対象:青年男女18歳~35歳
参加費:¥5,000
申込先:〒156-0045世田谷区桜上水2-5-1カノッサ修道女会
Tel/03-3329-3364 Fax/03-3302-1297
e-mail:canoyouth@gmail.com
https://www.facebook.com/canossajp/
締め切り:10/15

■LGBT+カトリックジャパンの月例ミサと集い

第2回8/28(日)13:00~17:00
司式:小宇佐敬二神父様(東京カリタスの家常務理事)
第3回 9/25(日)13:00~17:00  ミサ13:30~ 
その後分かちあいや容易なプログラム等。
LGBT+の方と協働者のみ参加でき、名札・自己紹介等なし。
霊的休息場になれたらと願っています!プライバシーを護るため、
お申込者にだけ詳細をご連絡。
毎月第3か第4日曜に都内交通至便で閑静な聖堂で集います。
第1回7月は20名でミサにあずかりました.
主催:LGBT+カトリック・ジャパン(信徒有志の団体)
申込・問合せ:lgbtcj@gmail.com  
宮野 Tel/080-1307-3910   小笠原 Tel/090-1650-2207
http://lgbtcj.blogspot.jp/  
Facebook:LGBTカトリック・ジャパン

■リーゼンフーバー神父8月の黙想ご案内

以下共通
指導と問合せ先:クラウス・リーゼンフーバー神父 (上智大学名誉教授)
〒102-8571千代田区紀尾井町7-1 上智大学S.J.ハウス
Tel/03-3238-5124(直通)5111(伝言)、Fax/03-3238-5056 http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html

◆通う霊操

(「霊操」による9日間連続の黙想。部分参加可)
8/20(土)~8/28(日)18:00~20:45
上智大学内クルトゥルハイム2階聖堂で
部分参加可

◆「お昼の黙想」

8/16(火)10:40~12:00
麹町教会マリア中聖堂で 8/2休み

■典礼研修会

9/25(日)10:40~12:30(主日のミサ9:30~)
三軒茶屋教会2階聖堂で
テーマ:私たちは記念してささげます ─「総則」に基づく行動的参加をめざして
講師:宮越俊光(日本カトリック典礼委員会秘書・ 上智大学講師)
問合せ:三軒茶屋教会 Tel/03-3421-1605

■ラビリンスメディテーションへのおさそい

9/3 10/22 11/12(土)13:30~16:30
小金井聖霊修道院マリア館で(Tel/042-381-8001 JR中央線武蔵小金井駅)
テーマ:ラビリンスを歩いてみませんか
雨天:聖書の分かち合い
参加費:¥200 
申込不要

講座・研修会

■南無アッバの集い・井上神父の言葉に出会う

8/27 9/24 10/29(土) 13:30~15:00
幼きイエス会修道院1Fで (ニコラ・バレ Tel/03-3261-0825)
講師:平田栄一 (風編集室)
参加費:¥1,000 
テキスト:「心の琴線に触れるイエス」(聖母文庫¥525)
申込・問合せ:平田栄一 Tel/・Fax/048-769-4095
e-mail:yohaku5@yahoo.co.jp

■アルファ@カトリック高輪教会

9/16~12/2 毎週金曜日 19:00~21:30
高輪教会ホールで 
アルファは、キリスト教の基本を学ぶプログラムです 
どなたでも参加可
問合せ・申込は教会HPをご覧ください

■テイヤール・ド・シャルダン研究読書会

9/3 9/17 10/1 (土)14:00~15:00
吉祥寺教会で 
テーマ:「人間の未来」
教材:当方で用意(テイヤールの「人間の未来」ある方は持参)
参加無料 申込不要
問合せ:Tel/03-3332-8866 竹田誠二

■こころの声を聴く ~スピリチュアルケアとしてのかかわり~

10/8(土)13:30~16:30 
ニコラ・バレで
講師:盛克志神父 
参加費:¥2,000 
申込・問合せ:Tel/090-1818-3523 浅井

■ビ・モンタント(登り行く人生の会)の講座等

下記の申込み・問合せ:ビ・モンタント東京事務所 (〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305) 
執務時間:火曜日14:00~16:00 Tel/・Fax/03-3806-9877 
下記8月休み

◆4会場での勉強会

全会場同一条件13:30~15:00
指導:泉富士男神父(東京教区)
会費:¥500程度 
申込不要
9/06(火)立川教会で 加藤英雄神父(本所教会)
9/13(火)ビ・モンタント東京事務所で
9/16(金)高輪教会で
9/20(火)三軒茶屋教会で

◆聖書通読講話会

〔四谷会場〕以下共通 
土曜日13:30~15:00
イエズス会岐部ホール306室で
世話人:浜端 Tel/042-623-1469 
9/3「列王記」泉富士男神父(東京教区)
10/1「新約聖書など」鈴木信一神父(パウロ会)

〔関口会場〕
9/7 9/21 10/5(水)10:30~12:00
東京カテドラル関口教会構内 カトリックセンターで
「トビト記」泉富士男神父(東京教区)

◆パッチワーク・キルト同好会

9/8(木)11:00~15:00
ビ・モンタント東京事務所で ホスピスのベッドカバー作り
会員外もふるって参加を
世話人:宮木 Tel/042-575-2335

◆月例散策会

9/14(水)10:30 未定 世話人:田垣 Tel/03-3999-1209

◆気楽に絵を描く会

9/7 9/21 10/5(水)13:30~17:00
ビ・モンタント東京事務所で
指導:池田道明先生(カトリック美術展に参加 Tel/03-3892-5412)
水彩・パステル・絵手紙等
会費:¥1,000/月(画材自己負担)
世話人:野村 Tel/03-3394-5778

◆聖句を毛筆で楽しむ会

9/1(奇数月第1木曜日) 
立川教会で
10/6(偶数月第1木曜日)ビ・モンタント東京事務所で 
13:30~15:00 
会費:¥500
担当司祭:泉富士男神父(東京教区)
世話人:片島 Tel/042-523-0810

■土曜アカデミー

2016年度夏学期のテーマ:近代・現代─理性の自律と心の愛─ 倫理と霊性の基礎づけⅡ
9:30~12:00 
麹町教会岐部ホール4F 404で
9/03 マルセル:問題と神秘(20世紀)
9/10 ヤスパース:実存と超越(20世紀)
9/17 ハイデガー:原存在の人間(20世紀)
講師と連絡先:K. リーゼンフーバー (上智大学名誉教授) 
上智大学内S.J.ハウス Tel/03-3238-5124(直通) 5111(伝言) http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html

■清泉ラファエラ・アカデミア 

秋期講座 以下共通
土曜日 清泉女子大学で(品川区東五反田3-16-21)
受講料:¥6,900(全3回)
問合せ/申込先:清泉女子大学生涯学習センター
Tel/03-3447-5551
詳細:http://www.seisen-u.ac.jp

◆「キリスト教写本さし絵の魅力」

─創世記から黙示録まで写本さし絵の源をたどる─
9/24 10/1 10/8(土)10:40~12:10
講師:毛塚実江子(共立女子大学非常勤講師)

◆「“哲学”と“神”を考える」

─近代哲学とキリスト教─
11/26 12/10 12/17 9:00~10:30
講師:鈴木崇夫(清泉女子大学教授)

■星美学園短期大学公開講座

イタリア文化講座(全4回)
以下共通
土曜日 14:00~16:00(受付開始 13:30~)
各回定員:60名 
受講料:1回/¥2,500(4回すべて受講/¥8,000申込締切9/9)
申込方法: http://www.seibi.ac.jp/college/、FAX、ハガキ、センター窓口
問合せ先:星美学園短期大学 日伊総合研究所公開講座センター
〒115-8524 北区赤羽台4-2-14
Tel/03-3906-0056(代) Fax/03-5993-1600
e-mail:c_koza@seibi.ac.jp

◆ふたたび『君主論』を読む ─使節行報告書にみる交渉術─

9/24 講師:武田好(静岡文化芸術大学教授)
申込:9/9日(金)必着

◆ローマ:19世紀のアルカディア ─外国人芸術家たちの活動と交流─

10/29 講師:佐藤直樹(東京藝術大学准教授)
申込:10/14日(金)必着

◆教皇の伝説、伝説の教皇 ─中世に生きた教皇の実像と虚像─

11/26 講師:藤崎衛(茨城大学准教授)
申込:11/11(金)必着

◆サステイナブルなイタリア ─持続可能なイタリアの食と生産の現在─

2017/1/21 講師:中野美季(学習院女子大学講師)
申込:2017/1/10(火)必着

■ロゴスの文化教室(講演会)

10/29(土)14:00~
幼きイエス会(ニコラ・バレ)修道院で
テーマ:「寅さんとイエス─神のいつくしみのみ顔」
講師:米田彰男師(清泉女子大学教授・ドミニコ会)
参加費:¥1,000(資料代込・当日受付)
申込方法:お電話で、氏名・電話番号・資料の種類(普通字・点字・テープ・デイジー)をお知らせください 
定員:100名
申込・問合せ:社会福祉法人ぶどうの木        
ロゴス点字図書館 Tel/03-5632-4428 Fax/03-5632-4454
申込締切日:10/19(水)

■音訳ボランティア養成講習会

10/7(金)~ 来年3月下旬 毎週金曜日14:00~16:00(全20回)
社会福祉法人ぶどうの木 ロゴス点字図書館で(日本カトリック会館内)
対象:20~65歳 全回出席可 Windowsパソコン使用者。選考有り(定員10名)
費用:¥3,000程度(教材費)
内容:朗読とは異なる「音訳」という、耳だけで聞いてわかる録音図書作りに必要な技術を学ぶ
申込:92円切手を貼付した宛先明記の返信用封筒を同封し、8/31までに、
ロゴス点字図書館へ資料請求 
問合せ:ロゴス点字図書館 
担当 三井 Tel/03-5632-4428

■教会音楽講習会

10/8土)11:00~10/9(日)16:00
聖グレゴリオの家で(東久留米市氷川台2-7-12)
内容:グレゴリオ聖歌「音によって語る神のみ言葉」
~セミオロジー(古楽記譜法解読解釈)による表現を求めて~
講師:グレゴリオ聖歌:橋本周子 
発声:鈴木優 参加費:¥17,280(税込) 
1日参加可 問合せ:Tel/042-474-8915
聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所
http://www.st-gregorio.or.jp/

音楽会

■聖グレゴリオの家賛助会 

チャリティーコンサート
~聖グレゴリオの家 支援のために~
フルート・ヴァイオリン・ヴィオラ・ピアノによる音楽の花束 
オータムクラシックコンサート
9/24(土)11:00開演 10:30開場
聖グレゴリオの家 ロビーで(東久留米市氷川台2-7-12) 
入場料:¥1,000
曲目:ブラームス:ホルントリオ(ヴィオラ版)
エルガー:愛の挨拶、夜のうた
ベーム:スイス変奏曲 他
フルート:桂綾子、ヴァイオリン:阿部真弓
ヴィオラ:長見早苗
ピアノ:渡部優美、鈴木真理子
問合せ:Tel/042-474-8915
http://www.st-gregorio.or.jp/

その他

■マザー・テレサ列聖記念「写真と言葉の書展」

9/2(金)~9/7(水)9:30~16:30(初日は13:00開始、最終日14:00まで)
横浜山手「エリスマン邸」で
アクセス:みなとみらい線・元町中華街駅6番出口よりエレベーターで
アメリカ山公園へ出たあと右方向(山手教会方面)へ徒歩7-8分 
入場無料 主催:鷺沼教会ミゼリコルディア会
問合せ:Tel/090-9687-0480 山野尊行

■「日本と原発 4年後」上演会

9/3(土)12:30開場 13:00~16:00 映画上映・分かち合い 
麻布教会みこころ幼稚園ホールで 
参加費:¥500 
申込不要
主催:港品川宣教協力体福祉連絡会
問合せ:Tel/03-3479-2866 茂木

■こころの相談支援(カウンセリング)

8/22 8/24 8/25 8/29 8/31 
9/1 9/5 9/7 9/8 9/12 9/14 9/21 9/26 9/28 9/29
神の御摂理修道女会建物・2Fで
自由献金 予約制 
Tel/080-6740-4396(留守番電話の場合はメッセージを残してください。折り返しお電話いたします。)
担当:Sr.関口陽子(神の御摂理修道女会会員・臨床心理士)

■東星学園中学校高等学校説明会

9/24(土)14:00~16:00 説明会 
生徒・卒業生によるパネルディスカッションを通して、
学校の様子などをお話しします
学校見学・個別相談・入試(転編入)相談可(要事前連絡)
連絡先:清瀬市梅園3-14-47
Tel/042-493-3201 Fax/042-493-3337
e-mail:chukou@tosei.ed.jp    http://www.tosei.ed.jp

■静岡聖光学院中学校 説明会

◆本校での説明会

9/17(土)学校説明会③ (共催イベント:ゼミ活動体験会)
10/15(土)入試説明会①
(全回13:00受付 開始:13:30~)
静岡聖光学院中・高等学校で(静岡市駿河区小鹿1440) 9/17(土)
事前申込不要

◆学校行事

10/1(土)~10/2(日)聖光祭(学園祭)
10/8(土)~10/9(日)入寮体験会
説明会の他「個別相談」が可能
問合せTel/054-285-9136 担当:星野(副校長)
事前申込必要。

「VIVID」情報掲載の申込み方法

9・10月号(No.336)▶10月2日(日)配布 掲載希望原稿の締切り9月4日(日)
11月号(No.337)▶10月30日(日)配布 掲載希望原稿の締切り10月2日(日)

申込み:必要事項を記載の上、郵送かFaxまたはEメールで下記へお送りください。
    締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと、
    判断されたものについては掲載しないことがありますので、
    予めご了承ください。掲載無料。 連続掲載をご希望の場合も月ごとにお送り下さい。
送り先:〒112-0014 文京区関口3-16-15 カトリック東京教区事務局 広報部 
    tel:03-3943-2301  fax:03-3944-8511 
    e-mail:vivid@tokyo.catholic.jp