菊地大司教

    手術を受けられた教皇様のために祈りましょう

    2021年07月07日

    Popef18a

    すでに一般の報道でもご存じのように、教皇様は先日、7月4日のアンジェルスの祈りが終わった後に入院され、手術を受けられました。アンジェルスの祈りの時には、ご自分の入院について一言も言及されなかったため、一時は緊急事態かと緊張が走りましたが、その夜になってバチカンの広報官から、「予定されていた手術であった」と発表されています。

    手術は無事に成功し、順調に回復に向かっておられるとのことですが、今週一杯は入院されると伝えられています。教皇様の回復のため、またその健康のためにお祈りいたしましょう。

    報道によれば、「7月4日(日)夜、教皇は、ローマ市内のサクロ・クオーレ・カトリック大学付属のアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院で結腸の手術を受けられた」とのことです。(バチカンニュース)「担当の医師団の所見によれば、教皇の術後経過は順調で、検査の結果も良好」と伝えられています。3時間ほどの全身麻酔での手術で、バチカンの広報官の発表によれば、「diverticular stenosis」の手術をうけられたとありますから、グーグル翻訳では、「憩室狭窄」となります。そして同じ発表によれば、手術には左側の「hemicolectomy」が含まれたとありますので、またグーグル翻訳によれば、「半結腸切除術」を受けたと言うことになります。また広報官の発表には、手術には10名の大学教授や医者が立ち会ったと記されています。(英語の記者発表はこちら

    教皇様は2013年の就任以来、座骨神経痛に悩まされておいででしたが、それ以外には大きな病気をされたことはなく、入院も初めてです。それ以外には白内障の手術を受けられていたと思います。また若い頃に、右肺の一部を切除されていたことも知られています。大きな病気はないものの、84歳なのですから、教皇であるということだけでも、心身に重責が重くのしかかっていると思います。また就任以来進めているバチカンの大きな改革には、教会内外から賛否のさまざまな声があり、教皇様の心的負担はいかばかりかと思います。どうか教皇様の健康のためにお祈りください。

    Popef18b

    なお教皇様は、いまのところ7月11日の主日のアンジェルスは行うことになっており、これが10階の病室の窓からなのか、バチカンからなのかは、まだわかりません。また9月12日から15日まで、スロバキアを訪問することも発表されています。またその途中、9月12日にはハンガリーのブダペストで、国際聖体大会の閉会ミサを行うとも発表されました。ハンガリーではこれ以外の行事が予定されず、即座にスロバキアに移動される模様です、ハンガリー政府との関係にさまざまな憶測が流れているようです。

    いずれにしても、教皇様が健康にペトロの後継者として、また普遍教会の牧者としての務めを果たすことが出来るように、皆の祈りで教皇様を支えましょう。