お知らせ

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東京教区ニュース第277号

2010年11月01日

岡田大司教 着座10周年

真の牧者の思いの実現に向けて

岡田武夫大司教

わたくしは、 東京大司教になって10周年を迎えております。 この10年の歩みは着座式の説教で申し上げたことを実行する10年でありました。 「弱い立場におかれている人々、 圧迫されている貧しい人々にとって、 やすらぎ、 慰め、 励まし、 力、 希望、 救いとなる共同体として成長するよう力を尽くしたい」、 そのように申し上げました。

わたくしたちの真の牧者はイエズス・キリストです。 司教、 司祭はイエズス・キリストに倣う、 不完全な牧者にすぎません。 司教、 司祭の務めとは、 イエズス・キリストを中心にして、 イエズスさまのおっしゃることによく耳を傾け、 そしてイエズスさまのように生きていくことである、 と思います。 自分のしたいように、 自分がこうであればいいと思うように導くのではなくて、 イエズス・キリストがなさるようにする。 わたくしも自分の思いは捨てて、 イエズス・キリストの思いを選び、 そして実行することができるように、 そしてきちんと責任を取って歩むことができますように願っておりますので皆様の支え祈りを切にお願いする次第であります。

わたくしは、 2001年に大司教メッセージ 『新しい一歩』 を出しました。 これを受けて、 具体化に向けて再編成プロジェクトチームは、 2002年6月に 『福音的使命を生きる』 という提案を答申しました。 その中で教区の働きを強化するために3つの優先課題 「信仰の生涯養成」 「外国籍の人々のためのサポート」 「心の病を持つ人々へのサポート」 が提案されました。

2003年に 「宣教協力体」 が発足してから7年が経過しております。 司祭の高齢化、 召命の減少などを考慮すると、 宣教協力体における司祭の間の協力、 聖堂共同体 (小教区) 同士の協力という課題を一層、 推進していかなければなりません。

2005年に教皇に就任したベネディクト16世は、 就任ミサの説教の中で 「現代世界の荒れ野」 について指摘されました。 わたくしたちの働きが、 まことに 「荒れ野におけるいやし」 となっているのかと日々、 考えております。 東京教区が、 現代の荒れ野におけるオアシス、 泉でなければならない。 泉となりたい。 そのことをいつも考えお願いして参りました。 そのためにはわたしたちは自分の痛みをささげなければならないと思います。

着座10周年にあたり、 着座の時の初心に立ち返り、 イエズス・キリストの思いを生きる決意を新たにしております。 10年間の皆様への感謝と共に、 これからも皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

ペトロの家 祝福式

最初の入居者はキリスト

10月2日 (土) の午後、 建設工事が完了し、 引き渡しを受けた 「ペトロの家」 の祝福式が行われた。 祝福式はミサの形式で進められ、 入居者、 職員、 カテドラル構内関係者など、 40名ほどが立ち会った。

説教の中で岡田大司教は 「使徒と預言者を土台にし、 キリスト・イエスをそのかなめ石として、 このペトロの家は建てられました。 ここでの司祭たちの祈りと生活が、 イエスの生涯、 特にその中心に位置する十字架と復活を表わすものであるよう、 願ってやみません」 と話された。

入居者の引越しに先立って、 ミサで聖別された聖体のキリストご自身がまず 「ペトロの家」 の聖ひつに入居された。

祝福式後、 参列者はペトロの家を見学し、 感想や期待を分かち合った。

入居が始まるのは10月半ばからだが、 11日 (月) には、 オープンハウスとして、 一般にも公開された。

建物は完成し、 入居は始まったが、 その運営には引き続き、 献金の協力が必要である。 献金先については別枠の案内をご参照ください。

ミャンマーデー 11月21日

初代教会 ミャンマーの教会 東京の教会

聖ペトロは、 新約聖書の第一の手紙を中東の小さな共同体宛てに書いています。 初代のキリスト者に対する差別が起こり、 日増しに彼らへの暴力も加速していきました。 ペトロは信徒に静かに思慮深く自分たちの信仰を見つめ、 大きな迫害をもたらさないよう勧告しています。 彼は 「心の中でキリストを主とあがめなさい。 あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、 いつでも弁明できるように備えていなさい。」 (Ⅰペトロ3章15|16節)と述べています。

私はこの箇所を読んだとき、 いつもミャンマーの教会のことを思います。 彼らを取り巻く状況は、 聖ペトロのこの時代とよく似ています。 強い差別があり、 政府軍はカトリック教会のすべての動向を懐疑的に観察しています。 今ある教会はなんとか活動できますが、 新しい建物を建築する許可はほとんど認められません。 教会は学校や病院の運営はできず、 教会と外部との接触は厳しく制限されています。 このような政策は遠隔の山岳地域ではいくらか緩和されていますが、 それは政府が偏狭に住む見捨てられた貧しい人々には関心がないからです。 それゆえ、 ミャンマーのカトリック教会は聖ペトロの言葉の通りに生き延びなければなりません。 人々は活き活きとした希望をこころに固く抱いて生きています。 信仰を静かに実践し、 政府への要請が何度却下されても耐え忍んでいます。 彼らは、 人生の真の主はイエス・キリストであり、 今の支配者達は永続しないことを認識しています。

ミャンマーでは希望こそが生活の本質です。 資金が乏しい中でいつも軍部の反応を伺っている教会は、 軟弱で重要でないと見なされています。 しかし、 ミャンマーのカトリック信者の忍耐強い信仰は感動的であり、 今の迫害者よりも長く持ちこたえるでしょう。 今や彼らの福音的な希望の信仰は実を結んでおり、 この国のカトリック人口は継続的に増加し、 司祭や修道女の召し出しへの関心は強まっています。

聖ペトロはその手紙の最後を次の文で締めくくっています。 「キリストに結ばれているあなた方一同に、 平和があるように。」 (Ⅰペトロ5章14節)

来たる11月21日のミャンマーデーでは、 ミャンマーのキリスト者の仲間に真の平和が特別な方法で与えられますよう、 ぜひ祈りたいと思います。 私たちが彼らの平和のためにできることは、 祈りと献金であり、 それによって、 ミャンマーの教会は絶えることのない希望の証人となることができるのです。 (レオ・シューマカ神父)

叙階式 イエズス会/サレジオ会

イエズス会 3名の新司祭誕生

左から山内保徳新司祭、柴田潔新司祭、中井淳新司祭

2010年9月23日、 麹町教会主聖堂において、 岡田武夫大司教の司式のもと、 受階者3名、 洗礼者ヨハネ 中井 淳 (1975年東京都生まれ)、 ガブリエル 柴田 潔 (1964年千葉県生まれ)、 ステファノ 山内保憲 (1973年兵庫県生まれ) が司祭に叙階された。

3人はイエズス会入会後、 共に神学院で10年間、 支え合い励まし合いながら学んだ同志である。 新司祭3名連名で参列者に配られた叙階のカードには、 「疲れた者、 重荷を負う者は、 だれでもわたしのもとに来なさい」 マタイ11章28節が引用されていた。

岡田大司教は訓話のなかで、 両親の国籍の異なるダブルの子供たちを例に挙げて、 急激な国際化という環境において、 多くの人々が様々な問題や苦しみを抱えている。 その人たちにとっての 「砂漠のオアシス」 になってください、 と新司祭及び参列した信徒たちに訴えられた。 新司祭3人は今後きっと信徒たちの先頭にたってこの期待に応えてくれることだろう。

当日はあいにくの雨空だったが、 式の終りに、 受階者の1人が 「雨の日に叙階された神父は、 良い神父になれるらしい」 とジョーク交じりの挨拶を始めると、 教会一杯に溢れる参列者からは温かな笑いと拍手が鳴り響いた。 そういえば、 今年の3月7日、 東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われた教区司祭3名の叙階式の時も、 同様の空模様だったことを思い出した。   (麹町教会 泉 安輝子)

サレジオ会 新司祭1名・新助祭1名

左から北川大介新司祭、眞田登美彦新助祭、司式の溝部脩司教

9月11日、 カトリック下井草教会で溝部脩 高松教区教区司教の司式のもと、 ヨセフ北川大介 (1978年生 福岡県出身) が司祭叙階、 フランシスコ・サレジオ眞田登美彦 (1975年生 大分県出身) が助祭叙階の恵みをそれぞれ受けた。

北川新司祭は中学から、 眞田新助祭は高校から、 サレジオ志願院 (小神学校) に入り、 その後長きにわたって養成を受けた。

溝部司教は訓話で、 もともとある訓話に注解を交えて、 受階者に向けて司祭・助祭の務め、 生き方が何であるかを丁寧に話された。

式の終りに、 北川新司祭は挨拶で次のように述べた。 「司祭として生きるというのは、 それはイエス・キリストとの親しくて深い友情を生きることだと信じています。 真の友情を生き抜くには、 山あり谷ありの道を通り抜けなくてはならないでしょう。 しかし、 イエスがその友情を裏切ることはありません。 何とかして私も、 イエスが示してくれた私への思いにいつまでも忠実でありたいと願うばかりです。 弱い私たちがイエスに仕える者としてこれから日々成長できるよう、 皆様のお力添えをお願いします」。

初ミサは翌12日に調布教会で行われた。

召命祈願合同ミサ

懇親会で挨拶をする教区・修道会の神学生

まだ残暑が残る9月12日(日)午後2時より東京カテドラル聖マリア大聖堂において、 一粒会主催の召命祈願合同ミサが行なわれました。 主司式は幸田和生補佐司教、 共同司式者として一粒会事務局の門間直輝師、 顧問の山本量太郎師に続き、 本年3月に叙階し、 関口教会に着任された、 倉田厚新司祭のお顔も見えました。

幸田司教は説教で、 「収穫は多いが、 働き手が少ない。 だから、 収穫のために働き手を送ってくださるように、 収穫の主に願いなさい。」 このキリストの呼びかけに応えて、 わたしたちは召命のために祈りをしています、 と述べられました。 まさに一粒会の真髄です。

神の国の収穫とは、 イエスと出会ったとき、 うずくまり小さくなっていた人々のことでした。 では働き手とは? それは「人々の病・重荷・苦しみを担う」ということで、 キリストに従うすべての人のテーマですが、 特別に、 司祭や修道者(奉献生活を生きる人)の生き方の中心である、 と続けられ、 さらに「人々の病を身に負う」 という言葉から、 ダミアン神父に話は及びました。 彼は特別な仕方で、 人々の病を共に担い、 ハンセン氏病者のほんとうの意味での 「兄弟」 となりました。 もちろん、 ダミアン神父は、 特殊な例かもしれません。 しかし、 すべての司祭、 修道者の召命は、 このためにあると言ってもいいのではないかと思います。 ダミアン神父がモロカイ島に派遣されることを願って上長に反対された時に言った言葉が、 今も心に残っています。

「神がこの人々を見捨てていないしるしとして、 一人の神父がモロカイ島にいることがどうしても必要なのです。」

そういう司祭と修道者を、 今の時代も必要としています。 その必要に応える人がわたしたちの教会の中から生まれ、 育ちますように、 心を合わせて祈りたいと思います、 と結ばれました。

ミサ終了後にケルンホールで懇親会が行なわれました。 幸田司教の挨拶で始まり、 現在の神学生3人に加えて、 来年度の入学予定者が3人になったという明るい話題が紹介されました。 その後、 倉田新司祭に加えて、 本年3月に叙階された田中昇新司祭も壇上で半年間の司祭生活の感想を述べられました。 会は神学生の紹介など和やかな内に進み、 閉めの挨拶として藤倉一粒会運営委員長より、 信徒の使徒職への積極的関わり促進を訴えられました。 最後は典礼聖歌409番 「呼ばれています」 を全員で歌い、 充実した午後の行事は終了しました。 (一粒会運営委員 松室 康彦)

カリタスの家だより 第27回

日本で最初のボランティア

1559年、 府内ふない (大分) で 「みぜりこるじやの箱」 を置き、 みぜりこるじやの会員が病院の経営や福祉事業のために施しを集めたと報告にあります。

府内での宣教師たちの活動は、 もっぱら、 捨てられた子どもたちの世話をしたり、 行き倒れた病人を看護し、 野ざらしの死者を埋葬することだったようです。 また、 多くの若者に看護法や外科医術を教えました。 戦乱と封建制の重圧の中で、 人間の生命が軽く軽く扱われた時代です。 生きることの意味や価値、 生命の尊厳など全く見失ってしまった疲れきった魂に、 「実践的な愛」 がどれほど大きな衝撃と輝きをもって人々の目に映ったことでしょう。 宣教師たちのたどたどしい日本語による 「教え」 よりも、 この 「実践的な愛」 が、 何よりも力強く 「神の愛の中にある人間の尊さ」 を証ししていったのではないでしょうか。

府内の領主大友宗麟おおともそうりんも、 当初は交易によって得ることができる硝石しょうせきを目当てに、 宣教師たちを受け入れたようですが、 やがて改宗し、 「慈悲の国」 を夢見ることになります。 しかし、 「九州の乱」 で薩摩に破れ、 夢もついえていきます。

長崎、 京都、 山口などにも 「みぜりこるじやの組」 が組織され、 数多くの人々が 「愛の実践」 というボランティア活動に携わりながら、 人間性を取り戻していったことでしょう。 さまざまな逸話が残ります。

京都四条川原に置かれたハンセン病の病院をめぐって、 特に最下層の人々との篤あつい絆きずなが結ばれたようです。 そこをある大名が身分を隠して訪れた、 感銘し、 彼は後に洗礼を受けた話など残っています。

畿内地方でもっともキリシタンの盛んなところは、 高山親子の高槻でした。 高山飛騨守(ダリオ)の受洗は1563年です。 夫人(マリア)と長男(ジュスト右近)と共に家族改宗でした。 この時右近は12才でした。 1570年高槻に移った飛騨守は、 領内のキリシタン化をはかります。 その役割を支えたのが 「みぜりこるじやの組」 だったようです。 領主自らが 「組頭」 として家臣をはじめ、 貧者の葬儀の世話をして、 棺を担い、 祈りを捧げることにより、 多くの家臣団の信任を篤くし、 やがて城内外のほとんどの人がキリシタンとなったようです。

フランシスコ・ザビエルの来日(1549年)後、 秀吉のバテレン追放令(1587年)が出るまでおよそ40年、 キリシタンの数は22万人を越えていました。 その後徳川家康のキリシタン禁教令(1612年)を経て、 徳川家光の弾圧が始まるさらに40年の間、 70万人のキリシタンを数えるまでになりました。 その当時の日本の人口は2千万人ほどだと言われています。 爆発的なキリスト教の広まりと言ってよいでしょう。 秀吉のバテレン追放以降、 潜伏した司祭は50~60人ほどしかいませんでした。 この宣教活動の底辺を支えたのがボランティア信徒による 「みぜりこるじやの組」 だったようです。 それは 「人間の尊厳」 を回復するための 「いのちを支えるボランティア運動」 だったのではないでしょうか。 この 「みぜりこるじやの組」 の運動を経済的に支えたのが聖堂の前に置かれた 「みぜりこるじやの箱」 でした。 「実践的活動」 に直接参加できない、 武家の妻女やお年寄りたちが、 経済的に運動を支える 「賛助会の献金箱」 だったのです。

キリシタン時代の 「みぜりこるじやの組」 の姿が 「東京カリタスの家」 のボランティア運動と重なって見えます。 時代性は異なりますが、 現代も 「人間の尊厳性」 が見失われている時代なのではないでしょうか。 「人間の尊厳性」 を証しし回復していく 「愛の実践活動」 を、 時代性を見据えながら展開していくことを目指したいと思います。

11月21日 (日) に 「カリタスバザー」 が行われます。 「みぜりこるじやの箱」 に多くの善意が 「愛の証し」 として集められ、 「愛の実践」 を支えることができますよう、 さまざまな形でのご参加をお呼びかけいたします。

東京カリタスの家  常務理事 小宇佐 敬二

教区司祭紹介 第9回

使徒ヨハネ 宮内薫行(しげゆき)神父

1920年 2月24日生まれ
1955年12月21日司祭叙階

神父様のご出身は?

宮内薫行神父

宮内:福井県の敦賀市です。 小学校6年まで過ごしました。 小学校6年の時、 父が仕事に関連したことで、 だまされたんですね。 それで私とすぐ下の弟が、 父の姉の家に身を寄せたんです。 父と母と妹、 弟たちは当時の満州に移りました。

神父様と信仰の出会いは?

宮内:父の姉の家は下北沢にありました。 この家に一人の娘がおりまして、 私にとっては従姉にあたるわけですが、 この従姉に引っ張られる形で、 聖公会の教会に行きました。 中学2年か3年ころだったと思いますが、 渋谷にあった聖公会の教会で洗礼を受けたのです。

この従姉は、 非常に純粋であると同時に、 強引な面も持ち合わせて、 日曜日になると私は逃げていました。 ほとんど無理やり連れて行かれたようなものでした。

ある時、 彼女が聖心愛子会のシスターに出会って、 簡単に聖公会からカトリック教会に転向してしまったのです。 おまけに自分が私を聖公会に連れて行ったので、 今度は私をカトリック教会に引っ張って行ったのです。

それはどこの教会だったのですか。

宮内:高円寺教会でした。 そこでも洗礼を受けたんです。 受ける必要があったのでしょうかね。

彼女はある時、 「あなたは司祭になる」 と予言的なことを言いました。 それが私の心の中に不思議な形で残りました。

それが召命の始まりだったのですか。

宮内:そうですね。 取り立てて意識したわけではありませんが、 自分の中に司祭職への希望が芽生えていました。

中学卒業後、 一浪して仙台の旧制2高に入学しましたが、 その時にはすでに司祭職を漠然と意識していました。 この旧制2高は、 日本人最初の司教である早坂久之助や日本人最初の枢機卿に任命された土井辰雄を輩出した学校なんです。

旧制2高の入学にあたっては面白いエピソードがあるのです。 当時中学4年になると旧制高校の入学試験を受けることができたんですね。 弟が中学4年の時、 この入学試験を受けて合格するんですね。 私は一浪したこともあって、 兄弟そろって旧制2高の同級生になりましてね。 ちょっと複雑な心境でしたね。

2高を卒業した後、 神学校ですか?

宮内:2高を卒業後、 本当は東大の哲学に行きたかったんですが、 同級生の弟が東大の哲学に行くと言い出しまして、 私は一浪して東北大の法科に入学しました。 しかし法律を勉強したかったわけではないんですよ。 法律の試験は 「一夜漬け」 が通用するようなものではありませんし、 苦労しました。

試験については、 こんなことがありました。 試験前になると、 同級生が集まって試験対策の資料作りを分担したんです。 でも私は要領がいいといいましょうか、 自分がまとめることはあまりなかったですね。 いつも人が作った資料で試験に臨んでいました。 ある時、 数人の同級生がやってきて言うんです 「ある科目を落第したようだ。 同じ資料を使ったお前も落第しているはずだから、 いっしょに教授の所に行って談判し、 何とか及第を願おうではないか」 と。 そこでその教授の所に行くと、 私だけ合格していて、 険悪な雰囲気になったことがありました。 こっちは資料をまとめもしないで、 使うだけですからね。 無理もありませんが。

東北大卒業後は?

宮内:応召され、 気象兵として三重県鈴鹿に一年おりました。 軍隊は合いませんでしたね。 「貴様、 それでも大学を出たのか」 とよく言われました。 また、 病気がちで、 この病気というのが、 周囲からは理解されないもので、 苦労しました。 この病気には生涯、 付きまとわされました。

終戦後、 一年半ほどミッションスクールの講師を務めた後、 神学校に入学しました。

神学校入学にあたっての家族の反応は?

宮内:大反対でした。 特に母親は。 この母親は、 司祭叙階式に出て、 その後、 キリスト教の信仰に入りました。

神学校時代も、 病に伏せっていることが多かったですね。 それでも神父になったのも不思議です。

司祭叙階後の歩みは?

宮内:最初の赴任地は、 浅草教会の助任司祭でした。 こちらは新米の司祭ですので、 育ててもらったという感じです。

次の任地は青梅教会の主任でした。 冬が寒かったこともあって、 病に伏せっていることが多かったと思います。 そんなこともあって、 健康管理を優先するために世田谷教会に移りました。

当時の世田谷教会の主任は今田健美(こんだたけみ)神父で、 非常に忙しい方でした。 いつの間にか私は、 自分の健康管理どころではなく、 今田神父のお世話に振り回されるようになっていました。

司祭になっても病気に悩まされたのですね。

宮内:この世田谷教会の後、 大司教館で働くように決まっていて、 その準備中に脳髄膜炎で倒れるということがありました。 この後、 2年間くらい、 療養生活を送ることになりました。 自分で言うのも何なんですが、 まったく 「役立たず、 穀潰し」 ですよ。

その後、 町田教会、 関口教会、 関町教会の主任を務めるのですが、 助任司祭に助けられましたよ。 自分としては、 小教区でもっと働きたかったのですが、 病気がちの状況はまったく改善されず、 引退して司祭の家に来て、 もう16年が過ぎました。

CTIC20周年

始まりは大司教館の地下からだった

9月23日 (木) カトリック目黒教会で 「カトリック東京国際センター (CTIC)」創立20周年記念ミサと祝賀会が行われた。 あいにくの雨模様であったが、 400名を超える信徒・支援者が集い、 CTICを支えた人たちに感謝の祈りを捧げ、 20周年を祝った。

CTICは1990年、 東京大司教区創立100周年記念事業として、 白柳枢機卿 (当時は大司教) が 『これからの教会は信徒だけが集まるクラブではいけない。 暗闇の中で、 苦しむ人たちに目を向けなければ教会の存在価値はない。 そこに住む人たちと共に歩み、 人の痛みに寄り添う人となるように』 との思いで設立された。 (森司教挨拶より) 大司教館の地下で産声を上げたCTICは、 千葉や目黒、 亀戸等に事務所を設立。 20周年を前に3つの事務所を再編、 カトリック目黒教会内に設置し現在に至っている。

記念ミサは岡田大司教の主司式のもと、 幸田司教、 森司教のほか30余名の司祭団により行われた。 日本語中心のミサであったが、 スペイン語での聖書朗読、 英語やタガログ語での賛歌、 7か国語による共同祈願など、 CTICに相応ふさわしく、 国際色豊かに行われた。 奉納も聖書、 地球儀、 日用品や数多くの手紙など、 CTICゆかりの品々が、 各国の人々により岡田大司教を通して祭壇に捧げられた。 説教に立った幸田司教は 「人々が支えあうことがない孤立が社会問題化している。 社会環境が大きく変わり、 外国人信徒が急増。 彼らの環境も厳しさを増している。 貧困は我々自身の問題であるが、 教会はそれを忘れている。 我々は神の国の完成に向かう旅人。 人に施すのではなく、 われわれ自身が重荷を担い合い、 共に歩むことができるように祈りたい。」 と述べ、 挨拶に立った岡田大司教は 「これまでの20年を支えてくださった皆様に感謝する。 教会はこの20年で更なる国際化という大きな変化を遂げた。 日本の教会には日本人以上の外国人がいる。 東京教区の3つの優先課題の一つであるである 『難民・移住移動者のケア』 を皆さんと共に助け合いながら一緒に歩んでいきたい。」 と話された。

ミサ後のパーティーは目黒教会のボランティアグループにより準備が進められ、 聖心会シスター、 顧問弁護士、 フィリピン総領事の来賓挨拶に続き、 寺西神父の 「様々な問題がありますが、 今は20周年を祝して過ごしましょう」 の乾杯発声で和なごやかに始まった。 パーティー会場では国境を越えた多くの人々の笑顔があふれ、 神の御心にかなう者としてこれからも難民・移住者のために様々な活動をしていくことを誓い合い、 楽しいひと時を過ごした。   (郡司 誠)

世界で活躍する日本人宣教者(9) 

-カメルーン-

地図:アフリカ大陸のカメルーン

今回はアフリカのカメルーンという国を取り上げます。 アフリカ大陸の西側の海岸線が直角に曲がるその曲がり角に位置する小国です。 小国と言ってもアフリカのこと、 日本の1.3倍くらいの広さがあり、 2千万人弱の人々が住んでいます。 近年サッカーを通じて馴な染じみある国となりましたが、 それ以外ではあまり知られていないのではと思います。 この国にも日本の宣教者2名が派遣されています。

一人はシャルトル聖パウロ修道女会のシスター末吉美津子です。 首都ヤウンデの東400キロ近くあるバトゥリという町で、 背が低いという身体的特徴を持ったピグミ族の子供たちの教育に携わっておられます。 ピグミ族の人々は狩猟活動を生活の基盤としており、 その子供たちの教育には特別の努力が必要です。 現地からいただいた悩みのお便りを引用させてもらいます。

皆様が送って下さいました手帳や歯ブラシが子供たちの心に喜びと平和を注いでくれました。

「森の中で生まれ、 育ち、 自然界の流れに自由に何の束縛もなく生きてきたこの子供たちは、 やはり自然の中へと戻っていきます。 学校生活を強制させるわけにはいきません。 教育の大事さを百も承知していますが、 人格を尊重してあげたいので、 彼らの意に反することは避けるべきと判断し、 自由に森に戻らせています。 もちろん、 森へ戻る前にいろいろ理由を述べて、 寄宿舎に残るように助言しますが、 無駄です。 自分たちのあこがれの森へ戻っていくのです。 彼らにとっては森が一番の幸せの場のようです。」  そんな子供たちでも進学できると喜び踊るようになるのです。 実生活の中では、 発電機が故障すると、 電灯もつかず、 飲み水もなくなります。 ピグミの子供たちが離れた井戸から水を運んでくれるそうです。

もう一人は援助マリア会のシスター佐藤浩子です。 この国最大の都市、 ドゥアラにある修道院の付属施設で活動されています。 こちらもシスターのお便りを引用させてもらいます。

「井戸掘りの援助金で、 大変立派な井戸が完成しました。 47メートルの土を掘り、 水脈に当たり、 いま透明な冷たい水が湧き出ています。 タンクに水を貯めるため、 約2~3日は停電になっても、 大丈夫です。 診療所では救急患者の傷も流水で洗浄できるようになりました。 職員も注射ののち、 手も洗えますし、 患者も遠くから来た人は、 水がその場で飲めるようになりました。 最初に水の湧き出た瞬間、 皆信じられず、 数秒経って、 皆躍り上がりました。 やっと衛生的な仕事ができるようになり、 日本の皆様に大変感謝しております。 10年間、 水の足りない生活をしている周辺の人々にも、 分かち合いたいと思っています。」

お二人とも厳しい環境の中で現地の人々と喜びと苦しみを分かち合って生活されています。 そのことがそのまま立派な福音宣教であることを私たちに物語っています。

お知らせ

白柳誠一枢機卿帰天1周年追悼ミサ

「クリスマスの写真」募集!

新刊案内 『神父燦燦(さんさん) -カトリック司祭58人に聴く-』

「司祭年」にあわせ、カトリック新聞に連載されていた

コラムの単行本化! 神父になったきっかけ、神学院時代の思い出、司祭生活における転換点など。

カトリック新聞社編 出版元:教友社

A5判・208頁・定価1,260円(本体価格1,200円)

―お近くのカトリック書店にてお求めください。―

日本カトリック神学院ザビエル祭

2010/11/23(祝・火)

10:00  開式ミサ

12:30~13:30 講演会「召命」森一弘司教

14:30   閉会

2010年テーマ 「来なさい そうすれば分かる」(ヨハネ1・32)

各種企画:

展示・子供企画・院内めぐり

ポップコーン、各種販売など

場所・問合せ:

日本カトリック神学院東京キャンパス

〒177-0052 練馬区関町東2-7-10(西武新宿線武蔵関駅より徒歩10分)

Tel/03-3920-2121(8:30~20:40)

※お車でのご来院はご遠慮ください。

※都合により内容を変更する場合がございます。

投稿募集

東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。

福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。

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FAX(03-3944-8511)
電子メール:vivid@tokyo.catholic.jpでも受け付けています。

VIVID

黙想会・祈りの集い等

ベタニアの集い (祈りと集いの2泊3日)

2011/1/7 (金) 17:00~9 (日) 14:00

ベタニア修道女会 聖ヨゼフ山の家で (那須町豊原乙 3101-2Tel/0287-77-1025 JR東北新幹線新白河まで送迎)

対象:独身女性信徒 (45歳位まで)

スタッフ:ベタニア修道女会シスターズ

費用:¥5,000

申込:聖ベルナデッタ修道院 〒165-0022 中野区江古田 3-15-2 Tel/03-3991-3403 シスター菊池・國定まで

召命黙想会・祈りの日のご案内

以下共通 無原罪聖母宣教女会 東京修道院で (〒158-0081 世田谷区深沢 8-13-16 地下鉄半蔵門線東急田園都市線桜新町駅北口 徒歩10分)

問合せ・申込先:Tel・Fax/048-573-3745 (深谷修道院)

担当:シスターアナ・ジスレン・守山

一泊黙想会 -主よ、 私に何をお望みですか-

11/6 (土) 15:00~ 7 (日) 16:00 ミサを含む

指導:古里慶史郎神父 (フランシスコ会)

対象:未婚の女性信徒

参加費:¥1,500

申込締切:11/2 (火)

祈りの日 -召命を考えている女性のために:静けさの中で祈りのひと時を過しませんか-

11/28 1/23 2/27 3/27 (第4日曜日:10:00~16:00) ミサなし

霊的指導も受けられます・参加できる時間だけでも可・一日参加者は弁当持参・申込不要

現代に生きる信仰の集い

11/13 11/20 (第 2・4土) 14:00~16:00

上石神井イエズス会修道院会議室で (西武新宿線武蔵関駅徒歩8分)

指導:イシドロ・リバス神父 (イエズス会)

内容:黙想・分かち合い・ミサ 洗礼を受けていない方も歓迎

問合せ:イシドロ・リバス神父Tel/03-3594-2184

≪十字架の聖ヨハネ司祭教会博士≫荘厳記念の典礼

12/14 (火) 6:30 10:00 ミサ 19:30 晩の祈り(歌)とミサ

カルメル修道会 上野毛修道院 聖堂で (世田谷区上野毛 2-14-25 東急大井町線上野毛駅 徒歩約 6分)

問合せ:Fax/03-3704-1764
e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp

主催:カルメル修道会 上野毛修道院

いやしのためのミサ

11/14 12/12 (第 2日曜日) 14:00~

聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾 4-3-1)

司式:小平正寿神父 (フランシスコ会) パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)

問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940 ミサ詳細は
http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html

小平師 URLは
http://tomkodaira.multiply.com/

「神のうちの真のいのち」 祈りの集い・東京

11/6 (土) 14:30~15:30

四谷サンパウロ東京宣教センター4F 聖パウロ記念チャペルで

内容:ロザリオほかの祈り

ミサ:ハインリヒ・ヨキエル神父 (イエズス会)

問合せ:Tel/090-1107-8250 (菅原) 入場自由 無料

「神のうちの真のいのち」 証しの集い

11/27 (土) 14:00~17:00

麹町教会横 岐部ホール4F 404号室で

内容:講演 ハンス・エンデルレ 菅原悟

ミサ:ハインリヒ・ヨキエル神父 (イエズス会)

問合せ:Tel/03-3352-2481 (エンデルレ書店) 090-1107-8250 (菅原)

入場自由、 無料

主のもとに憩う祈りのひととき

11/17 12/15 1/19 2/16 3/16 (第 3水曜日) 19:30~20:30

マリア会シャミナード修道院 聖堂で (〒102-0071 千代田区富士見 1-2-43)

担当:清水一男神父

どなたでも参加可 遅刻も可

問合せ:Tel/080-5873-6637 シスター小林http://www.marianist.jp

召命を考える集い-人生岐路に立って、 神の呼びかけを識別したい方-

11/12 12/10 1/14 2/11 3/11 (第 2金曜日) 19:30~20:30

マリア会シャミナード修道院 聖堂で (〒102-0071 千代田区富士見 1-2-43)

テーマ:聖書を通して 「神の呼びかけと人間の応え」 を学ぶ

対象:カトリック信者 (求道者) で35歳までの未婚の男女

出来るだけ継続参加出来る方

担当:マリアニスト男女修道者

申込:必要事項①氏名 ②住所 ③電話番号 ④メールアドレス ⑤所属教会を記入して

Fax/042-480-3881
e-mail:marianist@marianist.jpSr小林まで

問合せ:Tel/080-5873-6637 シスター小林 
http://www.marianist.jp

会社帰りの黙想・お昼の黙想 -オルガン演奏付-

以下共通 麹町教会 マリア聖堂(中聖堂)で (千代田区麹町 6-5 Tel/03-3263-4584 JR 東京メトロ四谷駅からすぐ)

指導:クラウス・リーゼンフーバー神父

連絡先:〒102-8571 千代田区紀尾井町 7-1 上智大学内 S.J.ハウス Tel/03-3238-5124 (直通), 5111 (伝言) Fax/03-3238-5056

「会社帰りの黙想」

毎月第 2・第 4火曜日 18:45~20:00 但し祝日休み

「お昼の黙想」

毎月第 1・第 3火曜日 10:40~11:55 但し祝日、 1/4は 休み

いやしのためのミサ 「おかえりミサ」

11/20 (土) 15:00~祈り 16:00~ ミサ (毎月第 3土曜日)

援助修道会聖堂で (新宿区市谷田町 2-22地下鉄南北線・有楽町線市ヶ谷駅徒歩 3分 )

司式:晴佐久昌英神父 (東京教区)

どなたでも参加可

問合せ:Tel/03-3269-2405 (17:00まで) e-mail:auxijapon@live.jp(件名に 「おかえりミサ問合せ」 と入れてください)

エマヌエル共同体の初金のミサと、 祈りの集い

11/5 (金) みこころを想うミサ

司式:伊藤淳神父 (目黒教会助任)

時間、 場所はいつもどおり

エマヌエル共同体 矢野惠子

自死された方々への追悼ミサ

11/13 (土) 15:00~

麹町教会主聖堂で

司式:主任司祭ドメニコ・ヴィタリ神父

どなたでも参加可

参加費:無料・申込不要

連絡先:麹町教会 Tel/03-3263-4584 担当 090-4959-0652 岩田鐵夫

主催:聖イグナチオいのちを守るプロジェクト

信徒のための黙想会

11/27 (土) 10:30~16:00ミサ後、 解散

汚れなきマリア修道会町田修道院で

指導:Sr.田中昌子 (汚れなきマリア修道会)

テーマ:はじめに言があった

費用:¥1,500

申込:汚れなきマリア修道会シスター高尾

(〒194-0032 町田市本町田 3050-1 Tel/042-722-6301 Fax/042-725-6317)

グレゴリオ聖歌でささげる 「無原罪の聖マリアのミサ」

11/27 (土) 15:30

東京純心女子学園聖堂で (八王子市滝山町2-600)

15:30~16:00 ミニレクチャー16:00~17:00 ミサ

司式:宮下良平神父 (松戸教会主任)

聖歌隊:コール・マリエ

問合せ:東京純心女子大学 キリスト教文化研究センター

Tel/042-692-0326 Fax/042-692-5551

http://www.t-junshin.ac.jp/univ/

グレゴリオ聖歌による 「御降誕 夜半のミサ」

12/11 (土) 14:00 田園調布教会大聖堂で 司式:静一志神父 指揮:上村京子 聖歌:田園調布教会グレゴリオ聖歌研究会

聖書で祈る

11/27 (土) 17:30~ 28 (日) 16:00 12/4 (土) 17:30~ 5 (日) 16:00

三位一体の聖体宣教女会東京修道院で (東村山市久米川町 1-17-5)

指導:雨宮慧神父 (東京教区)

問合せ:Sr糸満 Tel/042-393-3181 Fax/042-393-2407

聖書深読

11/27 (土) 16:30~

メルセス会第四修道院で (〒166-0003 杉並区高円寺南 5-11-35)

内容:聖書深読、 教会の祈り、 夕食を共にしながら分かち合いどなたでも

問合せ:Tel/03-3315-1550 (18:00~20:00) 
http://www.mercedarian.com

講座・研修会

「マタイによる福音書」 を読む

11/1 12/6 (10:30~12:00)

朝日カルチャーセンター千葉で (〒260-0013 千葉市中央区中央 1-11-1 千葉中央ツインビル 1号館 5F)

講師:山内堅治神父 (聖パウロ修道会)

参加費:3回で ¥7,875 施設管理費 ¥315

連絡先:Tel/043-227-0131 Fax/043-227-3100

講座案内 (カルメル修道会)

以下共通 上野毛教会信徒会館で 世田谷区上野毛2-14-25 東急大井町線上野毛駅下車 徒歩6分位

問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp

「キリスト教の基本を学ぶ」

―洗礼準備のため、 またキリスト教の基本を学びなおすために―

11/5 11/19 12/3 12/17 (金) 〈朝のクラス〉10:30~12:00 〈夜のクラス〉19:30~21:00

指導:中川博道神父 (カルメル修道会)

対象:どなたでも

「キリストとの親しさ」 ―出会いの神学―

〈朝のクラス〉 12/7 (火) 10:30~12:00 〈夜のクラス〉 12/10 (金) 19:15~20:45

担当:中川博道神父 (カルメル修道会)

対象:どなたでも いつからでも参加可

「カルメルの霊性に親しむ」

〈朝のクラス〉 11/9 (火) 10:30~12:00 〈夜のクラス〉 11/12 (金) 19:15~20:45

担当:中川博道神父 (カルメル修道会)

対象:どなたでも いつからでも参加可

「土曜アカデミー」 -現代思想とキリスト教理解-

11/6 H.U.v.バルタザール(超越とへりくだり;美の神学)

11/13 P.ティリッヒ(超越と内在;生きる勇気)

11/27 K.ラーナー(神の自己譲渡;恩寵の経験)

岐部ホール 4F 404で (麹町教会敷地内 JR 東京メトロ四谷駅すぐ)

対象:聖書とキリスト教についての知識をもつ方

講師と連絡先:K.リーゼンフーバー (上智大学名誉教授) 〒102-8571 千代田区紀尾井町 7-1 上智大学内 S.J.ハウス Tel/03-3238-5124(直通), 5111(伝言) Fax/03-3238-5056 
http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html

*なお、 信仰理解を深めたい方のための 「キリスト教理解講座」も開講中。

毎月第 1・第 3・第 5火曜日18:45~20:30

麹町教会信徒会館 3階アルペホールで (JR,東京メトロ四谷駅すぐ)

講師と連絡先:上記と同じ

講 座

以下共通 キリスト・イエズスの宣教会で (江戸川区南小岩 6-25 総武線小岩駅徒歩 7分)

シスターベアトリス Tel・Fax/03-5889-3055

「よりよい家庭を求めよう」 少人数の8回講座

毎月第 1・第 3木曜日 10:00~12:00 または第 1・第 3水曜日 10:00~12:00 第 1・第 3金曜日 19:00~21:00

内容:家庭とは-夫婦親子の理解-子供の成長段階 自分とは-愛することなど

聖書のこころ -日常生活を深めよう

毎月第 1・第 3月曜日 10:00~12:00 または第 2・第 4水曜日 19:00~21:00

ようこそ 【自分の将来を考えている方】

毎月第 1土曜日 14:00~16:00

聖書朗読と静かに祈ろう

毎月第 3土曜日 14:00~16:00

悩み相談などのご希望の方

いつでもOK 22:00までTelでご連絡ください

南無アッバの集い・井上神父の言葉に出会う

11/27 (土) 13:30~15:00

幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院 1Fで (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四谷駅徒歩 1分)

講師:平田栄一

参加費:¥1,000

テキスト:「心の琴線に触れるイエス」 (聖母文庫 ¥525)

※南無アッバのお札のお渡し有り

申込・問合せ:平田栄一 Tel・Fax/048-769-4095 e-mail:yohaku5@yahoo.co.jp

南無アッバの集い・聖書の学び

11/13 (土) 13:30~15:00

幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院 1Fで (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四谷駅徒歩 1分)

講師:山根道公

参加費:¥1,000

※南無アッバのお札のお渡し有り

申込・問合せ:風編集室 Tel・Fax/086-227-5665

e-mail:kazehensyusitu@yahoo.co.jp

ビ・モンタント (登り行く人生の会) の講座等

下記の申込み・問合せ:〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305 ビ・モンタント東京事務所

執務時間:木 14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877

介護保険講演会

11/11 (木) 13:30

サンパウロ宣教センター 4階 (JR・地下鉄丸の内線・南北線四ツ谷駅 Tel/03-3357-7651)

講師:浜端極 (ミゼ福祉基金理事長) 「ついのすみかと輝く人生」

無料

4会場での勉強会

全会場同一条件 13:30~15:00

指導:泉富士男神父 (東京教区)

会費:¥500 程度 申込不要

11/2 (火) 立川教会で 加藤英雄神父 (高幡教会)

11/9 (火) ビ・モンタント東京事務所で

11/16 (火) 三軒茶屋教会で

11/19 (金) 高輪教会で

12/7 (火) 立川教会で

聖書通読講話会

以下共通 土曜日 13:30~15:00

サンパウロ東京宣教センターで (JR・地下鉄丸の内線・南北線四ツ谷駅 Tel/03-3357-7651)

対象:会員外もふるって参加を

世話人:浜端 Tel/042-623-1469

11/6 「四福音書」 鈴木信一神父 (パウロ会)

11/13 「創世記」 第 9回 泉富士男神父 (東京教区)

12/4 「創世記」 第10回 泉富士男神父 (東京教区)

パッチワーク・キルト同好会

11/11 (木) 11:00~15:00

ビ・モンタント東京事務所で

ホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます

会員外もふるって参加を

世話人:宮木 Tel/042-575-2335 

シニアは語る

11/10 12/1 (水) 13:30~15:00

初台教会で (小田急線参宮橋駅、 地下鉄千代田線代々木公園駅)

指導:吉山登神父 (レデンプトール会)

内容:熟年の人たちが人生の真の価値を考え、主体的な生き方とは何かを語る勉強会 (テキスト:「老いの輝き」)

世話人:吉井 Tel/03-3352-4055

月例散策会

11/10(水) 10:30

小田急線成城学園前駅中央口改札口集合

行先:成城教会及び次太夫堀公園とその周辺散策

世話人:田垣 Tel/03-3999-1209

気軽に絵を描く会

11/17 12/1 (水) 13:30~17:00

ビ・モンタント東京事務所で

指導:池田道明先生 (カトリック美術展に参加 Tel/03-3892-5412)

水彩・パステル・絵手紙等

会費:¥1,000/月 (画材自己負担)

世話人:野村 Tel/03-3394-5778

東京大司教区アレルヤ会 「講演会」

11/11 (木) 10:30~12:00

麹町教会ヨセフホール

講師:森一弘司教 テーマ 「白柳枢機卿を偲んで」

協力献金:1口 ¥1,000 (1口以上)

申込・問合せ:森脇友紀子 Tel・Fax/03-3447-2231

アレルヤ会は、 神学生、 司教、 司祭、 引退司祭援助のために、 祈りと献金をお捧げしています

テイヤール・ド・シャルダン研究読書会

11/2 11/16 12/7 (火) 19:00~20:00 12/21 (火) 18:00~19:00

松原教会で (京王線・井の頭線明大前駅徒歩5分)

テーマ:「人間の未来―新しい精神」

講師:美田稔 (テイヤール翻訳家)

教材:当方で用意 (テイヤールの 「人間の未来」 みすず書房ある方は持参)

無料 申込不要

問合せ:Tel・Fax/03-3332-8866 竹田誠二

「輪の会」 講演会

11/14 (日) 11:00~12:00

立川教会聖堂で

講師:アルフォンス・デーケン神父

申込不要・無料問合せ:三澤 050-7506-9282

「輪の会」 は高齢の方、 しょうがいを持った方への情報提供、 相談などを行なうグループです。

信徒の月例会 ―イエス・キリストと父なる神―

11/20 (土) 14:00~ (16:00主日のミサ)

麹町教会アルペホールで

指導:岩島忠彦神父 (イエズス会)

テーマ:私の父、 あなたがたの父 (福音宣教2009年8/9月合併号)

申込不要

問合せ:Tel/03-3263-4584

ファルクワンコインセミナー

~食べ物依存症 (摂食障害) からの回復~

11/6 (土) 14:30~17:30 (14:00会場)

かながわ県民センター402号室で

定員70名 (要予約)

参加費:¥500

講師:香山雪彦 (福島県立医科大学教授・『福島お達者くらぶ』 スタッフ)

対象:当事者、 ご家族、 思春期のお子さんを持つご家族、 子どもさんに関わるすべての方

申込:Fax/045-331-1308 e-mail:farc@amail.plala.or.jp

♪ 音楽会等♪

オルガンメディテーション

-晩の祈りとオルガン音楽による瞑想ー

以下共通 東京カテドラル聖マリア大聖堂で

入場無料

問合せ:東京カテドラル聖マリア大聖堂事務所 Tel/03-3941-3029

主催:カトリック東京大司教区

11/12 (金)午後 7:00~7:45

オルガン演奏:久保田 陽子

12/10 (金)午後 7:00~7:45

オルガン演奏:家喜 美子

クリスマスチャリティーコンサート

12/6(月)19:00開演(18:30開場)

東京カテドラル聖マリア大聖堂で

出演:高橋薫子(ソプラノ) 森山京子(メゾ・ソプラノ)井上了吏(テノール)立花敏弘(バリトン)青田絹江(オルガン)北村晶子(ピアノ・編曲)

曲目:Xマスキャロルメドレー、アヴェマリア、トッカーターとフーガ二短調 他

入場料:4,000円

チケット問合せ:アクート音楽事務所 03-5995-2504

主催:クリスマスチャリティーコンサート実行委員会

収益の一部はホームレス支援として寄付されます。

後援:カトリック東京大司教区、ドン・ボスコ社

Vocal Ensemble“The Liedertafel”

-第9回 定期演奏会チャリティコンサート-

12/3 (金) 19:00 開演 (18:30開場)

重要文化財自由学園明日館講堂で (豊島区西池袋 2-31-3 Tel/03-3971-7535)

献金:曽野綾子主宰JOMAS (海外邦人宣教者活動支援後援会)&自由学園明日館重要文化財動態保存のため

出演:指揮 増尾みどり 伴奏 相原志帆子 鈴木保代 sop.上出朝子 鈴木律子 alt.中森真知子 司会 田部善樹

曲:Antonio Vivaldi RV 642,589 “Gloria”創作曲 齋藤小百合作詩 田中理恵子作曲 ~コーラスとピアノでつづる情景歌=“四季折々の聖マリア”~他

入場料:¥2,000 Q&A Tel/080-5099-4322 田部

清泉女子大クリスマスチャリティーコンサート

12/18 (土) 13:00~14:00 終了予定 開場 12:30

清泉女子大学講堂で (〒141-8642 品川区東五反田3-16-21)

出演:ルシア塩満 (アルパ、 ギター、 歌) 高橋マサヒロ (ケーナ、 サンポーニャ、 ギター) 菱本幸二 (ケーナ、 サンポーニャ、 ギター)

曲目:カスカーダ、 コンドルは飛んで行く、 きよしこの夜~ジングルベル、 南米のクリスマスソング他

入場無料 (募金箱あり)

※コンサート終了後、 14:30からクリスマスミサ。

どなたでも参加可。

申込み・問合せ:清泉女子大学カトリックセンター Tel/03-5421-3375 e-mail:catho@seisen-u.ac.jp

パイプオルガンレクチャーコンサート

~オリジナル作品の意義について~

11/13 11/20 (土) 13:30~15:00

東京純心女子大学江角記念講堂で (〒192-0011 八王子市滝山町2-600)

講師:酒井多賀志 (本学芸術文化学科教授)

受講無料 対象:高校生以上

申込み:開講日 3日前まで。 電話・FAX・E-mailで下記へ

問合せ・申込み:東京純心女子大学 生涯学習センターTel/042-692-0326 Fax/042-692-5551

e-mail:gakusyu@t-junshin.ac.jp

「VIVID」

★12月号(No.278)は、11月29日(月)発行、12月5日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 10月24日(日)

★1・2月号(No.279)は、12月27日(月)発行、1月2日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 11月21日(日)

必要事項を記入の上、郵便かFaxまたはEメールで下記へお送りください。 ただし、締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと判断されたものについては掲載しないことがありますので、予めご了承ください。 掲載無料です。

〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
東京教区事務局 浦野雄二神父
Tel:03-3943-2301 Fax:03-3944-8511
e-mail:vivid@tokyo.catholic.jp