お知らせ

    ヴェルキ枢機卿を迎えて・挨拶と謝辞(岡田武夫大司教)

    2016年03月06日

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     2016年3月6日 午後2時30分より

    ヴェルキ枢機卿を迎えての四旬節第4主日ミサ

    東京カテドラルにて

     (ミサ開祭の挨拶)

    皆さん、本日四旬節第4主日、わたしたちは友好関係にあるケルン教区から四人のお客様をお迎えしております。
    ご紹介申し上げます。
    ライナー マリア ヴェルキ枢機卿様、一昨年ケルンの大司教に就任されました。
    ドミニク マイエリング神父様、ケルン司教総代理でいらっしゃいます。
    ルドルフ ゾルツバッハ氏、外国援助部門責任者です。
    吉田慎吾さん。長い間、ケルン教区と東京教区の連絡を担当してくださってこられたかたです。
    今日は教皇庁大使館からジョセフ チェノットゥ大司教、そしてパヴェル・オビエジンスキー一等書記官も参加してくださっています。
    ヴェルキ枢機卿様はこの度、長い時間をかけて東京を訪問くださったのは、東方の「三博士」の聖遺物を東京カテドラルに献納してくださるためです。

    「三博士」とは「主の公現」の日の福音に登場する占星術の学者です。ヨーロッパの教会では「三賢王」と呼ばれています。博士たちはベツレヘムに来て幼子イエスを拝み、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた、と述べています。(マタイ2・11参照)
    後に三人の名前も伝えられるようになりました。三人は、メルキオール、バルタザール、カスパールと言います。
    ところでケルンの大聖堂にはこの三博士(賢王)」の聖遺物が祀られていますが、この聖遺物の設置は今あるケルン大聖堂になっていく出発点であったということです。
    その聖遺物をケルン教区の大司教であるヴェルキ枢機卿は分けて東京カテドラルに安置するために東京カテドラルを訪問しくださったのです。
    三博士は東方から来たのですが、さらに東にあるこの日本にもメシア=キリストの光が届きました。わたしたちは御子キリストの光を受けて、その輝きを人々に表し伝えるという使命を受けています。
    わたしたちは黄金、乳香、没薬は持っていません。その代りに日々の生活すべてを、ミサにおいて、主イエスを表すパンと葡萄酒とともに父である神に献げるのです。
    わたしたちを通してキリストの復活の光が現れ伝えられますように、罪人である弱い人間を通して主キリストのみ顔が示されますように、わたしたちが神のいつくしみの目に見えるしるしとなることができますように、祈りましょう。

    (閉祭辞謝辞)

    閉祭に際して改めてヴェルキ枢機卿様とケルン教区の皆さんに感謝を申し上げます。
    本日わたしたちは「三博士」(三賢王)の聖遺物を聖フランシスコ・ザビエルの聖遺物の隣に安置いたしました。ご承知のように、フランシスコ・ザビエルの聖遺物もケルン教区からいただいたものであり、東京―ケルン両教区友好の目に見えるしるしです。また、この「三博士」の聖遺物も、東京―ケルン両教区友好の目に見えるしるしです。この大聖堂を通して、三博士の信仰、知恵、勇気が多くの人に伝えられますように、また現代世界の東西の交流、理解、協力が前進しますように、現代世界の平和への貢献が一層前進しますよう、祈ります。そしてこのカテドラルが希望といつくしみしるしてして多くの人の心の安らぎ、よりどころとなることを心から願っています。
    今日は皆さんありがとうございました。