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    「第265代教皇ベネディクト十六世の教皇職辞任発表を受けて」日本カトリック司教協議会会長談話

    2013年02月14日

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    2013年2月13日

     

    第265代教皇ベネディクト十六世の教皇職辞任発表を受けて

    日本カトリック司教協議会会長
    大阪大司教 レオ 池長 潤

    2月11日(月)、ベネディクト十六世教皇の突然の辞任発表をニュースで知り、大変驚いています。教皇は、神に召されるまではその職を辞することはないと思われていたからです。

    教皇は、「多くの急激な変化を伴い、信仰生活にとって深刻な意味をもつ問題に揺るがされている現代世界にあって、聖ペトロの船を統治し、福音を告げ知らせるには、肉体と精神の力がともに必要です。この力が最近の数か月に衰え、わたしにゆだねられた奉仕職を適切に果たすことができないと自覚するまでになりました。」と辞任の理由を述べられました。

    まだ教皇職を続けていただきたいという思いもありましたが、辞任の理由をうかがい、イエス・キリストから託されている重大な使命に対する教皇の誠実、謙遜で勇気ある決断として、受け入れることができました。また、その決断をなさった教皇に尊敬の念をいっそう強くいたしました。

    八年間の在位中に、教皇は、世界中の人々が神からいただいたいのちを大切にし、平和に暮らすことが出来るように祈り、活動されました。また、カトリック教会が直面している困難を受けとめ、課題を克服するためにたいへん力を尽くしてこられました。

    わたしたち日本の司教団は今日までにいただいた教皇のご指導とご慈愛に心から感謝しています。特に、二年前の東日本大震災に際しての教皇の連帯と励ましの言葉に多くの人が勇気づけられたことを忘れることが出来ません。教会にベネディクト十六世という素晴らしいカトリック教会の最高の牧者を与えてくださった神に感謝し、神の特別の祝福が与えられますように祈ります。

    なお、まもなく新しい教皇の選出が行われます。教皇選挙であるコンクラーベの上に聖霊が豊かにくだり、困難な課題の多い現代世界に、愛と希望と平和の福音を告げ知らせる教会の使命を、賢明かつ勇敢に遂行する指導者が与えられますよう、祈ってやみません。