教会の教えについて

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教会の教えについて

キリスト教とは、この聖書の教えに基づいて生きようとした人々の歩みそのものです。新しい神の民である教会(キリスト信者の共同体)は、それぞれの時代、それぞれの文化・社会の中で、キリストに従って歩もうとしてきました。教会の使命はイエスの使命を受け継ぎ、神と人との交わり・人と人との交わりを取り戻すために働くことです。しかし教会もキリスト信者も歴史の中で多くの過ちをおかしてきました。ですからいつも原点であるイエス・キリストと聖書に立ち返ることが必要なのです。

とはいえ、キリストの使徒から始まる教会の2000年の歩みという土台なしに今のわたしたちの信仰はありません。この歴史の中で今の教会の祈りや信仰生活のスタイルが生まれ、育ってきましたし、教会の信仰理解も深まってきたのです。カトリック教会では、教会の伝統と教えを守り、受け継ぎ、今の時代の人々に伝えることは、特別に全世界の司教団と、その一致の要である教皇(ローマの司教)の役割とされています。そして、この2000年の歴史の中で形作られてきたカトリック教会の信仰の共通理解、今世界中に広がるカトリック教会の信仰の共通理解が「カトリックの教え」と言われるものです。

教会の伝統や教えは、今のわたしたちを縛りつける過去のものではありません。今わたしたちがこの時代、この社会の中で聖書を読み、キリストに従っていこうとするときの指標であり、わたしたちの歩みが教会の大きな伝統を形作っていくのです。