公益財団法人「東京カリタスの家」賛助会ミサ 説教

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2015年6月20日 本郷教会にて

[聖書朗読箇所]

説教

イエスは言われます。

「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6・33-34)

個人としても、教会としてもわたしたちは種々の問題、課題を持っています。どうしたらよいか、考え話し合います。

今週は司教総会でした。難しい問題に、わたしたちは直面しています。知恵と勇気をもってことにあたらなければなりません。しかし、思い煩ってはならないのです。

イエスは言われます。

「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

ペトロの手紙でも言われています。「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神があなたがたのことを心にかけてくださるからです。」(1ペトロ5・7)

今日の第一朗読は使徒パウロのコリントの教会への手紙2からとられています。パウロという人は第三の天にまで上げられるというすばらしい神秘体験に恵まれた人でした。

他方、彼が「とげ」と呼ぶ、何かの問題、困難な事情を抱えていたようです。彼はそれを取り去ってくださるよう三度も主に願いましたが、叶えられませんでした。

主の答えは、次のようでありました。

「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ。」(2コリント12・9)

そこでパウロは言います。「だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、わたしは大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。」(2コリント12・9)

弱さを自覚するわたしたちも、心から、このことば「自分の弱さを誇ろう」と言えるようでありたいと思います。