教区の歴史

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カテドラル晩の祈りでのメッセージ

2015年02月15日

東京カテドラルにて

東京カテドラルで行われている晩の祈りに参加の皆さん。 わたくしは、さいたま教区の用事で今日の祈りには参加できません。今日の司式担当である西川神父さんに短いメッセージを託します。

1.病気の神父様がたの回復のためにお祈りください。



2.今日の主日の朗読から一言お伝えします。


イエスは重い皮膚病の人を深く憐れみその人を癒されました。「深く憐れむ」という言葉は他の箇所にも出てくる深い同情を表す言葉です。イエスの深い憐れみは神の深い憐れみを示しています。 今日の第二朗読でパウロは「あなたがたは、・・・何をするにしても、すべて神の栄光をあらわすためにしなさい」と言っています。

「神の栄光を現す」とは何でしょうか。わたしたちは自己中心であり、何かにつけて「自分の栄光」を求めてしまいます。些細なことで怒り侮辱されたと感じ、馬鹿にするな、と心中叫ぶ自分がいます。自分の栄光を求めているのです。  しかし重い皮膚病の人はそれどころではありません。人間としての扱いの外に置かれ踏みつけにされ排斥された人々でした。

イエスは罪と悪に彩られ覆われている世界を新たにし、人々を新たに生まれ変わらせるためにこの世に来られました。イエスは自分のすべてを捨てて深い共感をもって苦しみ悩み迷う人々に寄り添います。

「清くなれ」と言われて、きよめられた重い皮膚病の人の喜びに、わたしたちも加わり、その喜びを多くの人々に伝えなければならない、と強く感じます。