教区の歴史

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ルカ 長尾 栄一さん葬儀ミサ説教

2012年02月20日

2012年2月20日 東京カテドラル関口教会にて

 

第一朗読 イザヤ25・6a,7-9

福音朗読 ヨハネ14・1-6

 

イエスは言われました。

「わたしの父の家には住む所がたくさんある。・・・行ってあなた方のために場所を用意したら、戻ってきて、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいるところに、あなたがたもいることになる。」(ヨハネ14・2-3)

主イエスはそれぞれに人のために天の住処を準備してくださいます。長尾さんもイエスが備えた住処へ向かって旅立たれました。

またイエスは言われました。

「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」(ヨハネ14・6)

天の父への道とはイエスご自身です。イエスと言う道を通れば天の住処へ到達できます。

目的地に着くためには道を通らなければなりません。わたしたちはどこかへいくときに道を調べます。多くの人の通った道は通行が容易です。父への道を開いてくださったのはイエス・キリストです。

日本には日本26聖人殉教者等多くの殉教者がいます。26人は勇気を持って喜んで地上の命を神様にささげたのでした。どうしてそのようなことができたのでしょうか?

道であるイエスが開拓し準備した道であったので26人は喜んでその道を歩むことができたのではないか、と思います。

長尾さんは視覚障害者の歩む道をよいものにするために生涯をお献げになったと思います。

感謝のうちに、心から永久の平安をお祈りいたしましょう。