新しい一歩を踏み出すにあたって -「教区集会」を終わって-

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十 主の平安

 

急なことであったにもかかわらず、去る7月22日の教区集会には各教会代表の皆様のご参加をいただき、皆様とともに東京教区の緊急重要課題について説明と意見交換の貴重な機会を持つことができました。この集会開催に協力し参加してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。

教区集会に際して皆様より、多くのご意見、ご感想、ご質問、ご提言をいただきました。教区集会は決議の場ではありませんでしたが、皆様よりの率直な反響を知ることができたことを大変有難く感じています。その皆様の反応のなかにはすくなからぬ、戸惑いと疑問、不安の声も含まれていました。わたくしはこれを真摯に受け止め、なおご理解いただけるよう努力するとともに、いっそう皆様の叫び、願いを理解するよう努めたいと思います。

わたしたちは文字通り「新しい一歩」を踏み出したところです。これから皆様と一緒に、責任を分担しながら、「新しい一歩」の課題に取り組んでまいる所存です。

冊子「新しい一歩」の「お願いとお知らせ」(8ページ)で述べておりますように、各地域協力体・小教区で「新しい一歩」で述べていることについて話し合いをしていただくようお願いします。ここでは、話し合いのポイントとして6項目があげられておりますので参考にしてください。本日は「教区集会」の結果を踏まえてあらたに、さらに次の点にもご留意いただけますようお願いいたします。

 

  1. わたくしがこの冊子で述べていること、とくに「Ⅱ.問題と課題」をどのように受け取られたでしょうか?ご理解いただけたでしょうか?率直な感想をお聞かせください。
  2. 小教区の再編成についての具体案ができているわけではありません。それは皆様のご意見を何い、検討を重ねてからのことです。小教区再編成にはさまざまな課題・問題が伴います。順次、問題点の整理をおこない、信徒の皆様の協力をいただきながら問題の解決にあたる所存ですのでご助言をお願いします。
  3. 「小教区の統廃合」という表現は誤解を招くので使わないことにします。今存在する教会共同体を活かし発展させるための再編成であると考えています。決して事務的画一的な縮小整理を考えているわけではありません。そこで、教区・小教区の活性化のために、わたくしは各教会共同体と地域協力体にあらためて次の間いかけを行いたいと思います。

    皆様の共同体あるいは地域協力体は、どんなユニークな特色を持っていますか?どのようなことで教区と教会、社会に奉仕しますか?あなたの教会の「自慢」「売り」は何ですか?自分たちの共同体はどんな点で特に他の共同体と社会に貢献できるとお考えですか?

 

以上の問題に対する解答を地域協力体ごとにまとめてお送りくださるようお願いいたします(2001年12月15日、締め切り)。

なおわたくしはあらためて各地域協力体にお願いして、今回の「教区集会」に準じて、「地域集会」を開催していただくことにいたしました。各地域協力体の司祭のなかから各2名の「地域集会呼びかけ人」を選任し、信徒の代表と相談しながら、その準備と運営にあたっていただく予定です。その集会にはできるだけ司教はじめ、プロジェクト・チームの司祭も参加し、対話と意見交換を行います。

平和旬間を迎えるにあたり、聖母マリアの取次ぎを願いながら、主なる神の支配と平和が私たちの心と地上に行き渡りますよう祈ります。

 

2001年8月1日
東京大司教  ペトロ岡田 武夫