聖ペトロ聖パウロ・聖職者の集い、ミサ説教

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    2012年6月25日 東京カテドラル関口教会にて

     

    第一朗読 使徒言行録12・1-11

    第二朗読 2テモテ4・6-8,17-18

    福音朗読 マタイ16・13-19

     

    (福音本文) ペトロ、信仰を言い表す

    イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。

    弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」

    イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」

    シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

    すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。 わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。

    わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」

     

    教皇大使ジョゼフ・チェノットゥ大司教様、神父様方、お集まりの皆さん、

    聖ペトロ聖パウロの祭日は6月29日ですが、恒例により、今日、6月最後の月曜日、わたしたち東京教区は聖ペトロ聖パウロのミサをご一緒におささげいたします。

    主イエスはペトロに言われました。

    「わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」

    「陰府の力もこれに対抗できない。」このお言葉に信頼してわたしたちカトリック教会は2000年の歩みを続けて参りました。

    ことしの10月11日から『信仰年』が始まります。先週開かれた司教総会では『信仰年』の呼びかけにどう応えるべきか、について話し合いました。

    『信仰年』になすべきことは、まずわたしたちの信仰を確かめること、次に深めることであり、そして自分の信仰を多くの人々へ伝えるよう努めることであります。

    昔から「祈りの法は信仰の法(Lex orandi、lex credendi)」といいます。

    すなわち、教会が祈る時に、教会は祈っていることを信じて祈っています。信じていることを祈るのでなければなりません。祈りと信仰は一致しなければなりません。

    わたしたちは日々 『主の祈り』を唱え、また主日のミサでは『信仰宣言』を唱えています。わたしたちは、『主の祈り』を唱えるとき、『信仰宣言』を唱えるとき、祈るその言葉の内容を信じて祈っているのです。

    それでは、わたしたちはこれらの祈りで何を信じ、何を祈っているのでしょうか?

    これらの祈りで何を信じているのか、確かめること、そして深めることが非常に大切です。『主の祈り』、そして『信仰宣言』でわたしたちは何を信じているのかを確かめる、ということを是非実行するように、皆さんにお願いします。

    本日お集まりの司祭の皆さんには、是非そのようにご指導くださるようお願いします。

    今年は日本再宣教150周年に当たります。これからの宣教の在り方を真剣に見直すときです。わたしたちは自分の信仰を現代の荒れ野を旅する人々の胸に響くような言葉、表現、方法、態度で伝えなければなりません。

    そのためにわたしたち東京教区はどうしたらいいでしょうか?どのように変わらなければならないのでしょうか?

    現代の荒れ野を旅する多くの人々のために主イエス・キリストの復活の光をともし輝かせ、人々のための道しるべ、励まし、希望としてしっかり歩めるよう、聖ペトロ・聖パウロ両使徒の取次ぎによって祈りましょう。