司祭月例集会における大司教の挨拶

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    2006年5月29日、東京カテドラル聖マリア大聖堂にて

     

     

    皆様、本日も司祭月例集会にお集まりくださいまして誠にありがとうございます。昨日は「主の昇天」の祭日でございました。わたしたちは集会祈願で次のように祈りました。 

    「全能の神よ、あなたは御ひとり子イエスを、苦しみと死を通して栄光に高め、新しい天と地を開いてくださいました。主の昇天に、わたしたちの未来の姿が示されています。キリストに結ばれるわたしたちをあなたのもとに導き、ともに永遠のいのちに入らせてください。」 

    わたしたちの使命はこの「新しい天と地」を信じ、希望し、その到来のしるしとなることではないでしょうか。ここカテドラルは東京教区の中心であります。この構内において新しい天と地が現れ示されるよう切に願っています。 

    1964年12月8日に献堂されましたカテドラルは、2004年に献堂40周年を迎えましたが、その際わたくしは「カテドラル構内の再構築」ということを申し上げました。人々にとって真に安らぎ、癒し、救い、希望となる教会の中心となるよう、この構内を見直し改善したいという願いをお伝えしたのです。それは何より建物よりもまず人の問題、わたしたち自身の回心、刷新の問題であります。つまり、人、心、霊性などのソフトの課題です。他方、ハードの面、つまり建物、配置、構造などの面からも考えていかなければなりません。両者は不可分の関係にあります。 

    今日は大聖堂の改修というハード面について皆様に説明しご理解ご協力をいただきたく存じます。献堂から42年目を迎え大規模な改修が必要となっています。屋根などの外装の痛みが進み、このまま放置できない状況です。改修するに際していくつかの課題と問題があります。いままでそれらを検討してまいりました。

     

    1. 修理してもその効果がどのくらい長くもつのか。
    2. 本体(躯体)を支える構造とコンクリートは後何年もつものなのか。
      その他. 資金、工事中の諸問題など種々の課題・問題があります。

     

    今日は担当者より主として1.2の問題を説明してもらう予定です。わたしたちの神は忍耐強い神です。困難の中でわたしたちに忍耐と希望を与え支えてくださいますよう祈ります。