東京・ケルン友好50周年の開始にあたって

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    2004年1月22日

     

    東京教区のすべてのカトリック信者の皆様 

    新しい年を迎えましたが、すでにお知らせのとおり、今年はケルン大司教区と東京大司教区が「パートナーシップ」(友好関係)を結んで50周年の記念の年にあたります。1月25日のケルンにおける「東京デー」、東京における「ケルンデー」をもってこの記念行事がスタートすることになります。

    この50周年の意義をよく理解していただくために、ケルン大司教区のマイスナー枢機卿様とわたくしは、同封のメッセージを交換することにいたしました。ケルンの教会では「東京デー」にわたくしのメッセージが読まれることになっています。同時に、東京教区の教会では1月25日のミサの中で、マイスナー枢機卿からの東京教区の信者宛のメッセージを朗読することにいたしました。メッセージをお送りするのが間際になって申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます(朗読していただくのはマイスナー枢機卿のメッセージだけです。また、時間の都合で多少省略してもかまいません。念のため)。 

    また、この時にあたり、特に皆様にケルンの兄弟姉妹のための祈りをお願いいたします。マイスナー枢機卿様のメッセージにもありますように、この友好関係はそもそも「共同の祈りと相互支援」の約束でした。東京教区は物質的にはケルン教区から多くの援助を受けてきましたが、ケルン教区は当時急成長していた東京の教会の若い息吹と東京の信者の祈りを期待したのです。わたくしたち日本の教会の司祭・修道者志願者も現在では決して多いとはいえません。だからこそ、両教区の信者がともに祈ることが必要であると感じております。 

    「ケルン・東京両教区の教会に、神と人々に奉仕する人が豊かに与えられますように‥‥。

    司祭・修道者として生きることのすばらしさを多くの人が再発見し、神の呼びかけに答えることができますように‥‥。

    特に若い世代の人々が自分の人生を、キリストに従う人生として見いだすことができますように‥‥。

    すべての人が神の呼びかけに心を開くことができますように。」 

    皆様のお祈りをお願い申し上げます。 

    ところでわたくしは1月8日から13日まで、ミャンマーを訪問し、ミャンマーの司教様方と話し合うことができました。その中で、ミャンマーの教会の活気に触れることができ、深い感銘を受けました。また、お互いの友好関係を再確認することができました。25年前、白柳枢機卿様がケルンの精神にならって始められたミャンマー(旧ビルマ)との友好関係を、今後より確かな、意味のあるものにしたいと考えております。

    ミャンマーには約240人の大神学生がいますが、司教様方が一致して望んでおられることは、この神学生たちのために適切な勉強と生活の場を整えることであり、この面での援助を期待していることも分かりました。東京教区にできることはわずかかもしれません。しかし幸い、ケルン教区が東京教区と協力して、ミャンマーの教会への援助を申し出てくださっています。そこで、3月のマイスナー枢機卿様の来日の日程に合わせて、ミャンマーからもお二人の司教様をお招きすることにいたしました。なお、記念行事の日程は、別紙にあるとおりです。 

    わたしたちの教会は「カトリック」教会です。それは世界中に広がる教会であり、全世界の教会とのつながりの中でキリストへの信仰を生きるものです。この記念の年が、人種・国籍・民族の壁を越えた神の国の連帯を味わう年となりますよう、また、貧しさの中で互いに分かち合う喜びを再発見する年となりますよう、心から願っております。 

    なお、友好50周年の意味を皆様に理解していただくための「記念誌」を2月中に皆様のお手許にお届けする予定ですのでお役立てください。