教区の歴史

教区の歴史

東京教区修道女連盟研修会ミサ (聖心女子大学)

2003年01月04日

2003年1月4日 聖心女子大学

 

 

新年あけましておめでとございます。2003年という新しい年を迎えるにあたり、旧年中皆様よりわたくしと教区が頂戴いたしましたお祈り、ご好意、ご援助、ご協力に対して心から御礼申し上げます。

皆様が本日研修会を開催されるに際しまして、感謝の祭儀の説教の場をお借りして、いくつかのことを申し上げます。

 

1、 まず今日の福音の朗読を思い起こしましょう。三人の使徒、ペトロ、アンドレア、ヨハネの召命のくだりが語られています。

わたしたちはそれぞれ召命を受けました。自分の受けた召命はいかなるものでしょうか。本日、そのことに思いを寄せることは、新しい年の初めにふさわしいことではないかと思います。

 

2、 教皇様はことしを「ロザリオの年」とされ、あらたに「光の神秘」を提唱されています。光の神秘は主イエスの公生活の黙想です。換言すれば、主イエスの福音的使命の遂行を黙想することです。

わたくしは、教区の皆さんに、ことしは特にロザリオの祈り・光の神秘を大切にするようお願いします。

 

3、 本年の復活祭(4月20日)を期して、東京教区には「宣教協力体」が発足します。いま、4月からの宣教協力体の歩みについての指針の案を準備中です。すでに司祭の皆さんには昨年度年末「感謝の集い」でその案をお渡ししました。信徒の方にはまもなく今月12日に予定されている「教会委員会連合会」でこの内容を説明することになっています。皆様にもぜひこの指針案をご理解いただきたいと考えています。

 

4、 本年4月より新しく「聖堂共同体・宣教協力体」体制が発足します。それとともに教区の優先課題への本格的な取り組みが開始されます。弱い立場におかれている外国からの難民・移住移動者のケアと多国籍教会としての教区の対応は従来の取り組みを強化します。信仰の生涯養成と「心のケア」という課題については新たに委員会を設置しますので皆様のご協力をお願いします。

 

5、 なおもう一つ、ぜひ本年度中に着手したいことがあります。それは終身助祭のことです。これも前任者白柳大司教・枢機卿様よりいただいた宿題です。(枢機卿様からはいろいろな課題を引き継ぎました。はやく終えて次の方に引き継ぎたいと考えそれを楽しみにその課題に毎日取り組んでいます)。東京教区における終身助祭の任務についてのより具体的な指針を検討したいと考えております。

 

6、 わたしたちの召命は主イエスとともに歩むという召命です。

絶えずイエスを見つめイエスに従おうという決意を新たにしなければなりません。

 

2003年の初め、ご一緒に祈りましょう。

「父なる神よ、どうか主イエスに従って歩むために聖霊の賜物をおあたえください。

私たち一人ひとりに知識と理解、判断と勇気、神を知る恵み、神を愛し敬う心をお与えください」。

アーメン。