パウラ・モンタル列聖、マリアの娘エスコラピアス修道女会 日本宣教50周年記念ミサ

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    2002年2月23日 

     

    イエスは弟子たちを諭して言われました。「一番先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい」。また言われました。「わたしの名のためにこのような子どものひとりを受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」。

    このおことばはわたしたち全員に向けて言われています。わたしたちはすべての人に仕えるもの、そして幼い人を受け入れるものでなければなりません。聖人とはこのイエスの教えを最も良く実行したお方であります。本日お祝いする聖人、パウラ・モンタルもこのことばに最も忠実に歩んだお方であると思います。

    人に仕えるということ、小さな人を受け入れるということは優れた徳の行為です。

    それは優れて愛の行い、愛徳のあかしであるといえます。まず人は、自分が神から愛されたものであるという信仰を与えられます。その信仰から愛されたものとして人を愛する恵をいただくことができます。わたしたちは神の愛を知りました。そのおかげで、自分が神から愛されているかけがえのない人であること信じます。そして人を同じように大切にすることを学びます。聖人とはこの信仰と愛を模範的に生きた方であります。 

    マリアの娘エスコラピアス修道女会は日本に派遣されて50周年を向かえました。日本に来られたのは、創立者の精神にしたがって人々に神の愛を伝え、あかしするためでありました。その使命はまだ始まったばかりといえます。皆さんがこれからなすべきことは非常に多いのです。人々は神の愛に飢え渇きあこがれています。これからもよりいっそう愛の使徒の使命に励んでください。 

    いまわたしたちは四旬節を過ごしています。四旬節は回心のときです。

    いま日本の教会は過去を振り返りながら自らを刷新するとき、回心するときを迎えています。教会は世の終わりまで常に刷新されなければなりません。東京教区と日本の16教区は今自らを新しくする時を迎えています。わたくし東京教区の皆さんに、教会の刷新と改革を訴えています。

    ところでこの刷新とは、教会の創立者、主イエスの教えと生き方に立ち戻ることに他なりません。わたしたち教会は、イエスに倣って、すべての人に仕え、小さな人、弱い立場に置かれた人の友となり、天の父の愛を、身を持って示て行かなければならないと考えます。そのためには自分自身を新しく変えていただかなければなりません。聖パウロは教えています。「互いに忍び合いなさい。責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなた方を赦して下さったように、あなたがたも同じようにしなさい」。

    いまわたしたちにもっとも必要なこと、それはお互いの赦しと和解、そして癒し、ということではないかと思います。

    天の父はすべてのことを神の国の完成のために生かしてくださる方です。この信仰にもとづいて、希望をあらたにして歩んで参りましょう。